「ホノルルはほどよく都会で、でも自然もいっぱい」というのはハワイに来る前にもいろんな方から聞いていました。
私の自宅はワイキキから5㎞ほど離れた場所ですが、周りに緑があふれています。
自宅付近でもトカゲ、ヤモリなどは数えきれないくらいいますし、少し離れると野生のニワトリなんかもいたりします。
こちらに来たばかりの時に、タンタラスの丘付近を散歩していたら、きれいな緑の鳥を見かけました。
「さすが南国、ハワイにはこんなきれいな鳥がいるんだね」と思っていたら、一緒にいた夫からは「あれは人がペットとして飼っていた鳥が逃げ出したりして、野生化したんだよ。もともとハワイにはいない鳥なんだ」と教えてもらいました。
日本でも、海外などから持ち込まれた外来生物が捨てられたり逃げ出したりしたのを機に個体数を増やし、在来の自然環境や生態系によくない影響を及ぼしているというのを聞いたことがありましたが、ハワイでも同じようなことが起きているようです。
なんてことを話していたのが去年。
そして、今年に入りそんな話などすっかり忘れていたところ…。
仕事をしていると、窓の外にコツコツと何か当たる音がしました。
振り返ってみるとそこにはきれいなグリーンのインコ(オウム?)がいました!
私の職場はビルの7Fにあります。
その7Fのビルの窓のふちに停まって、コツコツくちばしで窓をたたき、そして結構大きな声で鳴いているんです!
そーっと近づいて写真を撮りましたが、全く動じる様子もありません。
首のところには黒とオレンジのチョーカーのような模様がありました。
赤いくちばしとオレンジの目のふちどりもきれいです。
この写真だと分かりづらいのですが、尾長で頭からしっぽまでの体調はおそらく40㎝位です。
写真を撮ったこの日は1羽しか来ませんでしたが、時には6~8羽くらいが一斉にスタジオの窓に停まっていて、かなりの大合唱が始まることもあります。
ネットで名前を調べてみたのですが、詳しくは分からず、「ワカケホンセイインコ」というのが一番似ていると思いました。
このサイトによると、
「インド、スリランカに分布している。世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、日本でも関東地方を中心に野生化が知られている。」
とのことなので、日本でも同じような現象が起きているようです。
生態系のことを考えるともちろん手放しで「かわいい!」なんて言ってられませんが、ハワイの温暖な気候がこの鳥たちにもとても合っているのでしょうね。
現在ホノルルは再開発ラッシュで、今後10年でさらにコンドミニアムが何棟も建設され、どんどん便利になっていくようですが、ハワイの素晴らしい自然環境はこのまま残されますように・・・。
Saori
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