ハワイ生活も昨年の10月で2年目に入りました。
これを言うと驚かれますが、去年の10月にこちらに移住するまでにハワイに来たのはたった1回で、しかも5泊7日の旅行でした。
移住することになったから改めて知ったのが、周りにハワイ好き&ハワイ通の方が本当にたくさんいたこと!
引越すことが決まった私に、周りのたくさんの方からおいしいお店や観光の名所などを親切に教えてくれました!
そして「ハワイに住みたい!」という方の多いこと!
「そんなにたくさんの人から愛されるハワイは、きっと素敵な場所に違いない」と不安と期待の入り混じった気持ちでこちらに来たのがつい先日のことのようです。
ラッキーなことに来てすぐにアラモアナにあるお店で仕事をすることになりました。
ところが、仕事を始めるための事前説明に行ったところ、それが(もちろん)英語で行われたのですが、1時間の説明のうちほとんど理解できませんでした(汗)
「これはとんでもないところに来てしまった・・・」と真っ青になったのをよく覚えています。
そして実際にフロアに立って仕事を始めてからも、お客様のおっしゃっていることが聞き取れないことも何度もありました。
「もうあなたはいいわ」と言われ、自分が役に立たないような気がして落ち込むことも…。
あれから早いものですでに一年。
上記の仕事は本業が忙しくなったために辞めてしまいましたし、その後はさすがにお客様からそのように言われることもなくなりましたが、それでも英語は第二言語なので母語の日本語と同じように扱えずに悶々とすることもあります。
そんな気分の時にふらりと出向くのが、パンチボウル(Punchbowl)にある展望台。
パンチボウルは「国立太平洋記念墓地」の愛称です。
元々は7万5千年~10万年前の火山活動によって形成されたクレーターで、古代ハワイでは「Puowaina(犠牲の丘)」と呼ばれていました。
この土地にはハワイの古代宗教の神にささげる祭壇がおかれ、罪を犯した罪人をいけにえとしてささげていた場所だそうです。
1949年に国立太平洋記念墓地としてオープンし、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で母国アメリカのために犠牲となった兵士たちが埋葬されています。
そのパンチボウル(墓地)の入口から、大規模な墓地を抜けた先にあるのが展望台。
ダウンタウンからカカアコ、アラモアナ、ワイキキから遠くにはダイヤモンドヘッドまでが見渡せます。
ここには観光客もほとんどおらず、とても静かです。
この目の前に広がる景色を見ながら、「目の前に広がる風景の中にもきっと自分と同じように大変な思いをしながら頑張っている人がいるはず」…と自分を奮い立たせながら明日への活力へと変えています。
思い返せば日本にいた時にも、行き詰るとよく高いところに上っていました(笑)
人間、住む場所が変わっても、取る行動はやはり同じですね。
また明日からもがんばろうと思います!
Saori
【Punchbowl】
住所:2177 Puowaina Dr. Honolulu HI 96813
TEL:808-532-3720
営業時間:9/30~3/1 8:00-17:30、3/2~9/29 8:00-18:30
駐車場:墓地内ストリートパーキング(無料)
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