ハワイの公園などでよく見かけるバニヤンツリー。
だらんと垂れているのは枝ではなく、気根という根っこだそう。気根は伸び続けて地面に届くと、新しい幹となり、木の成長を助けるということです。
地面に到達する前の、綱引きの綱のような気根が目の前にぶら下がっていると、助走をつけて勢いよく飛びつきたい、という衝動に駆られます。もちろん今でも…
実際、子どもに限らず、大人もぶら下がってゆらゆらと楽しんでいる光景をたびたび目にします。
ワイキキのホノルル動物園近くのバニヤンツリーで以前、観光客とおぼしき老夫婦が、笑いながら気根に飛びつき、お互いの写真を撮っていたのを見たことがあります。2人とも子どものように、それはそれは楽しそうでした。
日本から遊びに来ていた母が、私の目の前でこの根っこに飛びついたときは心底たまげました。
ハワイという土地柄のせいでしょうか、真面目でめったなことでは羽目を外さない母が、根っこにぶら下がって、無邪気に遊んでいます。バニヤンツリーには人を童心にかえらせる魔力があるようです。
もちろんバニヤンツリーにぶら下がるお茶目な母の姿はしっかりカメラにおさめました。ただ「絶対見せちゃダメ」ということで、残念ながらここで公開することはできません。ご想像でお楽しみください。
コメントを残す