もう20年ちかく前になりましょうか、アトランタオリンピック女子マラソンで銅メダルを獲得した有森裕子さんが、レース後にこう言われました。
「自分で自分を褒めたいと思います」
その言葉に私は驚いたというか、「そういうこともありか〜」とえらく感動しました。いまでこそ「頑張った自分へのご褒美」などと、コマーシャルなどでよく聞きますが、その当時、「自分で自分を褒める」などという行為を人前ではっきり言うなんて、とってもすごいことであり、大変新鮮でありました。
私以外にも、この言葉がビビーっときた方はたくさんおられたようで、有森さんの言葉はその年の流行語大賞に選ばれました。
以来、頑張った自分を褒めるという行為は、徐々に市民権を得るようになり、 ホテルの高級ランチや新しい洋服を「自分へのご褒美」とする主婦の方たちも増え始めました。主婦って、あんまり褒められることないですもんね〜。
そんなわけで、私も「勤続×年の祝い」とか、「大きな特集記事を仕上げた」などと、これまでいろんな理由をつけて自分に贈り物をしています。
先日、約1年近くを要した大きなプロジェクトがほぼ終了したので、さっそく「頑張ったねえ、自分」と、アマゾンでレコードプレーヤーを購入しました。
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実は昨夏、ハワイ島のアカカ滝近くで見つけたこちらのアンティークショップで、オーナーらしきオジさんが、古いハワイアンのレコードをかけていて、その温かい音色に感激し、「レコードはやっぱりいいなあ」と思っていたのです。
待望のレコードプレーヤーは、オーダーしてから1週間ほどで届きました。配達予定日より5日ほど早かった。すごいぞ、アマゾン!
さっそく熱いコーヒーでもすすりながら、温かいレコードの音色に耳を傾けて、自分で自分を労うとします。
そうそう、肝心のレコードですが、ラッキーなことに近所に中古レコードを売っているお店がありまして、レコードプレーヤーが届く前からなんども通っています。その店の話は次回のブログで…。
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