レコードプレーヤーを購入したことを前回のブログで綴りましたが、プレーヤーを注文する前に、レコードを売っている店がホノルル市内にあるかどうかチェックしました。プレーヤーを買っても、レコードが手に入らなかったら宝の持ち腐れですもんね。
ネットで調べましたら、なんとわが家から歩いてすぐのところにありました。
知る人ぞ知る「ジェリーズ」です。まだタワーレコードが頑張っていたころ、ジェリーズもホノルル市内に店舗を数店構え、音楽マニアで賑わっていましたっけ。レコードはもちろん、古本やアニメグッズ、高額なフィギュアなども売っていて、店内は秋葉原っぽい空気が漂っていました。
すっかり見かけなくなったジェリーズが、カカアコで営業していたなんてビックリ。場所は巨大文房具店「フィッシャーハワイ」近くのアウアヒストリート沿い、10数店舗ほどの店が入ったコーラル・コマーシャルセンター内にあります。
こちらがジェリーズ。中にはいると古本屋や古着屋と同じ、カビのような特有の匂いがします。けっして良い匂いではないですが、「掘り出し物を見つけるぞ」と、ワクワクさせられる匂いですね〜。
外観の印象とは裏腹に、店内は意外と広いんですね。レコードもちゃんとジャンル別、歌手別、アルファベット順に並べられていて、とても見やすいです。
「もしかしたらあるかなあ」と思って見てみたら、やっぱりありました「ジャパニーズコーナー」。ほとんどが昔の演歌歌手のアルバムでしたが、こんな懐かしいものも。
千葉県知事の森田健作さんに、昭和30〜40年代生まれの人なら友人の結婚式で1度は歌った「てんとう虫のサンバ」のチェリッシュではないですか〜!
シングル盤も箱にいっぱい詰められて。この無造作感がイイですねえ。
1月末からすでに3度通っています。そして購入したアルバムがこちら〜。
コモドアーズの「コモドアーズ」、ライオネル・リッチーの「キャント・スローダウン」、ビリー・ジョエルの「52nd ストリート」、オータさんの「ハワイアンムード」、カーペンターズの「ライブ・イン・ジャパン」、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「スポーツ」、そしてシーラEの「イン・ザ・グラマラスライフ」。平均1枚4ドルから7ドル程度です。安いですよね。
中でもカーペンターズの「ライブ・イン・ジャパン」は素晴らしかった。1974年に大阪フェスティバルホールでのライブの模様ですが、いきなり音合わせから始まっています。そして男性司会者が「カーペンターズ」と大きな声で紹介し、お行儀の良い拍手とともに、ヒット曲「スーパースター」が始まります。
40年も前のコンサートですから、このときの観客の方たちはもう60代か70代ぐらいかな。お孫さんのいる方も少なくないでしょうね。曲が終わり「パチパチパチ」とお行儀よい拍手が聞こえるたびに、なぜか胸が熱くなります。あの頃若かった彼らが、大枚はたいて出掛けたカーペンターズのコンサートで、一生懸命歌を聴いている様子がこちらに伝わってくるからでしょうか。
ちなみにこのアルバム、当時4000円で販売されていたようです。40年後、海を渡ったこのホノルルの地で、私はたった7ドルで手に入れました。「ありがたい」と感謝しながら、毎夜聴いています。「パチパチパチ」のところでグッときながら…。
Jelly’s
670 Auahi St., Honolulu
www.jellyshawaii.net
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