ハワイ大学フットボールシーズン開幕
本日、9月3日(木)はハワイのスポーツファンが待ちに待ったハワイ大学フットボールのシーズン開幕戦です。(前回ブログにつづき、またスポーツネタでございます)
ウォリアーズの今季、初戦相手は格上のコロラド大学。キックオフはハワイ時間午後7時です。(これがアップされるころにはもう終わっているかしら〜)
今朝は地元の新聞やニュース番組でもフットボールの話題でもちきりです。
わたくし、1度だけアロハスタジアムでハワイ大の試合を観戦したことがあります。
↑今朝の「ハワイニュース・ナウ」から(資料映像)
たしか2002年の対シンシナティ戦でしたか。知り合いの日系2世のオジさんが、「チケット2枚あまっているから」と誘ってくださり、夫と一緒に行きました。
80代半ばのオジさんは息子や友人と一緒に1960年代からシーズンチケットを購入しているそうで、座席も前から12列目、50ヤードラインのオレンジ席という素晴らしい場所でありました。
試合開始前にはスタジアムの駐車場で「テールゲートパーティー」が行なわれます。これは試合数時間前に駐車場に到着し、そこでバーベキューをしたり、持ち寄った食べ物や飲み物を、トラックやヴァンの荷台(テールゲート)で楽しく食べたり飲んだりするパーティーのことです。
今朝のニュース番組では、食品科学の博士が登場して、テールゲートに食べ物を持っていくときのアドバイスをしておりました。「バーベキュー用の生肉は必ず冷蔵バッグに入れて下さい」ですってよ〜。
試合よりこのテールゲートを楽しみにしている人も多いとか。かなり酔っぱらって、試合を観戦せずに車の中で爆睡してしまうファンも中にはいるそうです。
試合に誘ってくれたオジさんはとっても世話好きで、「カイムキチョップスイ」でケーキヌードルを山のように買ってきてくれて、「食べろ、食べろ」と勧めます。近隣グループにも「食べろ」「食べろ」と差し入れると、お返しにカルビやホットドッグをいただきまして、しばらくするとあちこちで「食べて」「飲みなよ」のオススメ合戦。どんどんパーティーが大きくなっていきました。テールゲートパーティーはフットボール観戦の醍醐味のひとつであります。
さて、スタジアムに入ってさらにびっくりしました。座席につくと、周辺に座っている人がみんな、オジさんの知り合いなのです。みなさん何十年にもわたってシーズンチケットを購入しているチケットホルダーなので、長い付き合いなのですね。「奥さんの具合どう?」とか「孫は来年卒業か?」なんて、お互いの家庭の事情にも精通しております。
そして試合中、周りの人からマラサダやポイ餅、せんべいなどが次々とまわってきまして、その家庭的な雰囲気にえらく感動してしまったわたくしでした。
そうそう、肝心な試合ですが、ウォリアーズが逆転勝ちを決めたのは良かったのですが、試合後に怒り爆発のシンシナティ選手と大乱闘になりました。
ファンの間でもあちこちで乱闘騒ぎとなり、ソーダやビールのカップが宙を舞い、大暴れして警官にペッパースプレーを吹きかけられる青年の姿が、全国ニュースで放映されてしまうという大騒動でした。
初めて観戦した試合がこんな迫力満点で、友人や同僚から「あの試合、ライブで観たんだ〜」と大変羨ましがられましたっけ。
さて、ファン待望のフットボールシーズン、いよいよ開幕です!
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