ピットブルという犬種をご存知ですか?
正式名称はアメリカン・ピット・ブル・テリアと言います。ただ、見かけが非常に似ているので、アメリカン・スタッフォードシャー・ブル・テリアや、イギリスの小型のスタッフォードシャー・ブル・テリアやその雑種もひとくくりにされることが多いようです。
私が調べたのでは、イギリスの闘犬のスタッフォードシャー・ブル・テリアをより頑丈に強く、そして少し大きめに繁殖したのがアメリカン・ピット・ブル・テリアで、それを温厚に改良したのがアメリカン・スタッフォードシャー・ブル・テリアのようですが、見た目は良く似ていて私にはその違いがわかりません。
10月はそのピットブル月間なのです。
*写真はニューヨークのピットブル月間をサポートしている団体からお借りしました。
なぜ、特別にピットブル月間が設けられているのでしょう?!
ピットブルは、人間によって頑丈で勇敢な闘犬となるように色んな犬種をかけあわせて繁殖し、体重は20キロ前後と大きくないのに、あっというまに土佐犬を倒した記録がある素晴らしい身体能力を持った犬種なのです。
闘犬は100年以上も前に法律で禁止されたのだけど、現在でもアンダーグラウンドではまだまだ行われているらしく、ピットブルの獰猛なイメージは残っているのです。
人に怪我を負わせたり死にいたる事故が最も多い犬種で、国や州によっては飼育を禁止されています。人間のワガママによって、より頑丈な犬になるように改良されたのに、間違った飼育によって嫌われ者にもなっちゃうなんて、なんとも可哀想な犬種ですね。 😥
と書いたら、皆、ピットブルに対して恐いイメージを持っちゃいますよね。
正直、私も以前は良くないイメージを持っていて近寄りにくいイメージがありました。でも、とてもフレンドリーで愛らしいピットブルも周囲に多くいます。
ピットブルは、我慢強く、忠誠心と服従心が強く賢いのです。その優秀さから、最近はサービスドッグや、セラピードッグとしても働いているし、赤ちゃんや子供を見守るベビー・シッターができるので「ナーシー・ドッグ(子供をあやす犬)」というニックネームもあるくらいです。
MJも、これらのブルドッグ系のテリアの血をひいているのは間違いないのです。弱虫だけども、見た目は頑丈な骨格を持ち筋肉質で、疲れると特にブルドッグ系の顔になります。
先日、エヴァビーチのドッグランでそっくりな妹分に気に入られちゃいました。まだ5ヶ月のお嬢ちゃんでMJお兄ちゃんに会えて、とっても嬉しそうではしゃぎまくっていました。
MJはというと、その前日にも5ヶ月のスタッフォードシャー・ブル・テリアミックスのお嬢ちゃんと9ヶ月の黒ラブラドールの男の子に気に入られて随分遊んだので疲れ気味。最近、年下に人気のあるMJです。
ちょっと、ひつこかったこのお嬢ちゃんに最初はつきあっていたのだけど、初めてウゥ〜〜〜〜と唸るMJを見たので早々に退散しました。
MJも大人になってきて年下の相手がしんどくなってきたのかな〜。。。 🙄
ハワイそしてアメリカではピットブルやその雑種は、もっとも良く見かける犬種で、セレブにも人気があります。
でも、その獰猛にもなりえる性質ゆえか虐待の対象になることも多く、可哀想な姿のピットブルがシェルターに引き取られたり、盗まれて闘犬として戦わされ、無惨な姿で発見されるというニュースも耳に入ります。
人気はあるのだけど、他の中大型犬同様、きちんとトレーニングをしないと元気を持て余すこともあるので、捨てられるケースも多いようです。
まぁ〜、MJも相棒の靴を幾つ台無しにしたか数えきれないからね。
それにも懲りず、MJの真ん前に靴を置いていく相棒です。
今までにMJが口にしたもの、サングラス、眼鏡、蚊取り線香、プラススチック製のもの数々。。。ほうき、ブラシ、帽子、相棒が庭に置きっぱなしにしたキッチンハイターや洗剤のボトル、殺虫剤、ネジや釘、ホッチキスの芯、針金。。。。。 🙁 。。。数えきれません。
そして、10月1日は「黒い犬」の日でした。
黒い犬を養犬に迎えましょう!という日。黒い犬は人気がないようです。
MJはピットブル風の容姿に黒い毛色と二重苦を背負っているわけです。だから、MJを見つけた時、私が助けてあげないとって異常な正義感が湧いたのです。
今はラニカイビーチでイヤイヤ水泳の特訓を受けて、マミーの手足に引っ掻き傷をたくさんつける、見た目には幸せもののMJですけど〜。 😆
10月はアメリカでは「養犬を迎えよう月間」でもあるのです。
今度の日曜日の朝、ハワイ・ヒューメイン・ソサエティのペット・ウォークがマジックアイランドで開催されます。施設を援助する寄付を募り、色んな動物がアドプションに出されます。仮装コンテストやフロート・コンテストもあるので、とっても楽しみ。
次回はその報告をしますね〜。 😀
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