5月にぎっくり腰が再発してから、走っていませんでした。このぎっくり腰は15年前の、3月の海開きのヨットレースが発端です。セーリング未経験の身長が180センチ、体重80キロの新人男子が船に乗りました。スキッパー(船長)がライフジャケットを着るようにというのに聞きません。スキッパーは1番船上で動きまわるポジション、バウ(船首)の補佐をするように彼に伝えました。危ない。。。船を知らない人を、しかもレースで船首のポジションに行かせるなんて。。。でも、スキッパー命令です。
レースが始まりました。案の定、最初のブイをまわる時に彼は海に落ちました。ほら、みたことかと笑い声をあげるスキッパー。私たちも笑いが止まりませんでした。船を海を侮るなと。笑。
でも、それは一瞬で、彼を救助しないといけません。彼はパニックになっていました。ライフジャケットを着用していない体は波の中に沈もうとしていました。数人が腕を差し出したのだけど、彼がつかんだのは私の腕。人は水につかると10キロも重くなるのです。90キロの重みが私の体に、そして、大きくギク!と音がしました。
「ぎっくり腰」はその音からくるのですね。彼は救助できたものの。私は船に座っているだけで、その振動がギシギシと腰に響きます。結局はレースを途中辞退。私は桟橋に降りるのも大変でした。その後は、桟橋で寝っ転がっているしかありませんでした。車の座席に乗るのも大変でしたね。それから油断をすると数年毎に、腰をギクっとしてしまうのです。
その男子はどうなったかって?その後、誰も彼の消息を知りません。3月の日本の海は冷たいですから、風邪をひいたかもしれませんね。船の上ではスキッパーに逆らわないことですね。笑。
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話は戻って、全く走ってなかったのに、3ヶ月半ぶりに走ることになりました。そう、3月にエントリーしたホノマラ準備の初回レースです。15キロからスタート。走り始めると、大きな歓声。久々に会う、ランニングの仲間達です。友人の声援は嬉しいですね。練習不足だから、いつもは途中でランニングハイになる瞬間があるのだけど、今回はなかったな。それでも、苦手の上り坂も止まらずに走ったし、タイムも去年より10分短縮しました。きっとPURIUMとピラティスのおかげですね。笑。
バレリーナ、ボクサー、マラソン選手は細いのにスタミナがありますね。あれはコアを鍛えているからだそうです。まだ偉そうなことは言えませんがピラティスを初めてからコアが少しすつ強くなってきているような気がします。
走っている途中で思ったこと。雑念が入ると速度が落ち、集中して前へ前と思っているとスピードが増すのです。人生と同じですね。雑念がいっぱいの時って、前に進まないですね。でも、シンプルにフォーカスできている時は人生もスイスイ♪
20〜30代はかなりシンプルに生きていました。その時々に集中するために必要でないものは削ぎ落としていました。だから、それなりの結果も出ていたように思います。
時代も変わりました。今はインターネットがあります。雑念が入りやすい環境になっていますね。シンプルに生きたいと思っても環境がそうさせなくなってきました。そんな生き方を危惧する人も多く、スマート.フォン断ちをする人も増えてきましたね。
私はそうしたいという気持ちはあるのだけど、ライターという職業のうえ、広報もやっているので、なかなか踏み切れないでいます。それが今の雑然とした生活にも現れているのだろうな。。。観光地に住んでいるのも1つの理由だろうな。。。バランスが大切だな。少しずつシンプルな生き方に戻していきたいな。なんて考えながら走っていました。
ゴールの1メートル前で倒れている人がいました。ゴールインできたのでしょうか。。。救急車で運ばれていきました。このレースに出ている人は練習を積んでいる人が主ですが、それでも体調によって予期せぬことが起こります。
ハワイではパレードや様々なスポーツのイベントがあり、ボランティアの方や警察のお世話になります。ありがたいですね。
ゴールの会場では果物やパン、ケーキなどの食べ物が振る舞われます。これも、すべてボランティアや協賛の企業の寄付によるものです。ゴールインした後はなにもかもが美味しそうに見えます。笑。
走っている時、気持ちの良いブレッシングが体に涼しく当たっていたのだけど、レースが終わったとたんに虹が。虹はいつでも心を明るくしてくれますね。
I ♥︎ U ALL!
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