パレオの染め方&東海岸公演旅行日誌その4
パレオを作りに行きました。初めてのことで、何を着て何を持っていけばよいのか、さっぱり見当がつかなかったので、汚れてもよい服 、Tシャツとショートパンツにスニーカーという作業風服装で出かけました。クリスマスツリーの配布の時は、Tシャツを松やにだらけにして台無しにしてしまいましたし、ラウラウ作りの時はルアウの灰汁で緑色に染めてしまったので、今回は染料で染まっても気にしない格好にしました。朝、フラシスターの家に集合し、6人が2台に便乗して出発しました。週末なのでフリーウェイは空いていましたが、時速95キロを維持しても島の西の端に位置するワイアナエまで1時間近くかかりました。州政府が開発を急いでいるカポレイあたりを過ぎると、のどかな郊外の風景が広がります。連休の中日だったので、海辺にはキャンプのテントやバーベキューセットが並んで、ゲームや海水浴を楽しんでいる人たちで賑わっていました。
作り方を教わるお宅に着くと、すぐ作業場である庭に通されました。各々が好きな型を選びました。私はイプとウリウリを選び、それにラウアエの葉 (本物) を合わせることにしました。デザインを考えて作業台の上に好きなように型を置いていきます。私の大好きなウルの型はなかったので次回は自分で型を作って持っていこうと思いました。
デザインが決まったら、布の色選びです。作業室の棚には、ブティックのショーケースさながら色とりどりのパレオがたたまれています。一言に赤色といっても、深紅からサーモンピンクやショッピングピンク、オレンジに近い色まで、微妙に色合いが異なるので、どれを取っても同じ色のパレオを見つけることはできません。染料を混ぜて好みの色を作ります。手染め特有の微妙な色を楽しむことができます。私は、2番目に好きなグレーに決めました。実は1番好きな色の黒で作りたかったのですが、ここで使う染料は化学薬品ではなくすべて植物からの自然な抽出物で作られているので真っ黒という色はできないのだそうです。たたんで水に浸しておいた布に染料を染み込ませて、しわがよらないように注意しながら作業台の上に広げます。
きれいに染め上げる必要条件は温度ではなく光なのだそうです。この日の太陽の光は最高、とのことでした。布の上に型を置いて行く時、数秒してから位置をずらそうと思ったら「時すでに遅し」で間に合いませんでした。「黒に近い色はすぐ染まる」という注意を実感しました。失敗のないように自分のデザインを頭に描いてから型を迅速に置いていくことが必要です。網をかぶせて台に固定させた後は太陽にお任せします。
布のサイズは2種類で、大きいほうは、パレオや小さ目のテーブルクロスなどに利用できます。部屋の色をコーディネートしている人はコンピューターカバーに使うのだと言っていました。小さいほうは、ビキニの上など体に巻くこともできるしコーヒーテーブルライナーなどにも使えます。後からやってきた2人が加わって5台の作業用机の上で8人が選んだ様々な柄と色のパレオが次々に染め上げられました。思い通りの色と柄に染めあがった私のオリジナルパレオに大満足です。
朝から雲一つない青空が広がり、外に立っているだけで真夏の日差しが肌をじりじりと焦がしていきます。作業していない人たちはビーチチェアに座ってスナックを食べながらワイアナエでの日光浴を楽しみました。ホノルルに戻る車中、半袖の日焼けの跡がくっきりと残った腕をうらめしく見ながら次回はタンクトップにしようと心に決めました。
(Kawailani)
東海岸公演旅行日誌その3
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●第7日目(ニューヨーク) ニューヨーク最後の日は1日自由行動です。朝、現代美術館を見学して、現地に住む友人達とブランチを取り、ハラウの打ち上げパーティーをパスして、午後は別の友人宅でゆっくりくつろぐ予定になっていました。でも、ハラウがからむと、予定は変更するためにあるようなものです。 午前8時 午前9時 午前10時45分 午後1時半 午後4時15分 午後5時20分 午後10時半 ●第8日目(ニューヨーク~フィラデルフィア~ランカスター~DC) 午前7時 午前10時 午前11時 午後1時半 午後4時 午後4時半 午後5時半 午後8時半
午後10時 午後10時半 * アーミッシュとは元来ドイツの宗教の一つで自給自足を送る人達のこと。現在でも、電気、水道、テレビ、自動車などの文明とかけ離れた生活を送っている。それでも最近は観光客が文明を持ち込むので村を去る若者達が多く慣れない自動車事故やドラッグに巻き込まれる問題が生じている。 ●第9日目(DC) 午前6時半 午前8時半 午前9時 午後1時 午後2時 午後2時半 午後4時 午後7時 午後10時 |
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