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第05回 カホオラベ1話

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2001年01月09日

第5回 カホオラベ1話


カホオラベという島をご存知でしょうか?ローカルの人達の中では、少なくとも名前を知らない人はいないらしいのですが、いわゆる観光地ではないので、州外には知名度が薄いようです。民間の飛行場がないかわりに米軍の基地があり、民家がないかわりに地雷が眠っています。第二次世界大戦中、米軍の訓練地として使われたためです。1年中ほとんど雨が降らないので植物が育ちにくく、今は動物もいません。かつてこの島はカナロアという神に因んだ名前で呼ばれ、神聖な島としてハワイの原住民に崇められていました。貴重な文化遺産が現存するので、戦後、ハワイアン達に島を返却するよう、米軍に申請が出されました。その申請を受けて米軍による地雷回収作業が続けられていますが、未だに完了していません。人命に危険を及ぼす地域なので、民間の立ち入りが厳重に規制されています。最近までの上陸者は5000人余り。これはハワイ州住民の0.5パーセントにも満たない数です。米軍基地を除くと無人島です。

前置きはこのぐらいにしてフラの話しに戻ります。1998年3月末、私はハラオのメンバーと共にカホオラベ島で、4日間キャンプをしました。言葉通り壮絶な体験で人生観が変わりました。これから数回にわたってこの体験を紹介します。

その前年、クムは島を訪れ、とても感激してチャント〔詩詠〕を作りました。私達が島に上陸することになった理由は、この島を題材にしたカヒコ(女性はモHe Lei No Kaho`olaweモ 男性はメNa Wai Puna O Kamohio No Kaho`olaweモ)でメリーモナークフラフェスティバルに参加するため、ダンサーに島を体験させたい、というクムの意向でした。ダンサー達がマナ<神聖な力>を得ることができれば、踊りだけでなく、オリ<踊りを伴わないチャント>やメレ<踊りながら捧げるチャント>に生命を吹き込むことができます。もう1つの理由は、協力して生活するキャンプから、ダンサー達が内面的に団結するためでした。

それまで、メリーモナークフラフェスティバルに参加するダンサー達はオアフ島のマライカハナという場所で、1泊2日のキャンプを体験するのが恒例でした。グループで踊るフラには自我があってはいけません。魚の群れのように、全員が同じ顔、表情、動きをします。1人1人が上手に踊れたとしても、団体で踊るのはまた別の話です。常に前後左右のダンサーを意識しないといけないからです。といって、全員で別の1つのものを作り上げるマスゲームとは異なります。フラでは、何人で踊ってもたった1人が踊っているように見えないといけないのです。そのためには、化粧、髪型、衣装といった外見の細かい点にまで気を配るだけでなく、内面にも団結心が生まれなくてはいけません。個人主義の強いアメリカのような文化背景ではとても難しいことです。ですから、本当に仲間と呼べるようになるために、たった2日間でも協力しあって共に生活することが大事な機会になるのです。

カホオラベはハワイ人の血を引くものなら誰でも1度は訪れたい場所。「カホオラベに行けるかもしれない」という話に胸を躍らせる人達がいるかと思えば、「私はシティガールよ。なんでフレンチフライもダイエットペプシもないところでキャンプなんてしなくちゃいけないの。」と不平を言うダンサーなど(ハワイでシティガールもないものだ)、反応は両極端です。私はというと、一日本人としてカホオラベの名前なんぞ聞き覚えもないため有難味も無く、ましてやキャンプのキの字も知らない者にとって、「タイミング悪いときにダンサーに選ばれたものだ」と、不安いっぱい、食欲減退(うそ、うそ)になるのでした。(つづく)(by Shoko)

フラに関するインターネット・リンク集

カホオラベ島はマウイ島の西に位置します。
ハワイ諸島の地図
カホオラベ島の航空写真

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