第9回 オーキッドのレイ
今週は、先日買ったレイ・ニードルを使って、さっそくオーキッド(ラン)のレイを作ってみました。
使用したオーキッドはハワイ名「オキカ」、正式名をデンドロビウムという、一般的なランの花。日本ではデンファレと呼ばれています。ハワイは世界でも屈指のランの産地ということもあって、日本よりは安く手に入ります。今回は約50個の花を使いました。これに12インチ(約30・)のレイ・ニードルと、糸には太めの綿の糸(たこ糸と同じかな?)を2重にして使いました。長さは約1メートル。2重にしたデンタル・フロスでもOK。デンタル・フロスもハワイでは、ドラッグストアなどで日本の半額くらいで買えます。材料はこれで全部。
まず最初に、花のパートを説明すると、一番目立つ飛び出た部分が「lip(くちびる?)」=(写真L)。中央のぽちっと出ているところが「nose(ハナ)」=(写真N)、その奥の花の付け根にあたる部分を「throat(のど)」=(写真T)。(もしかしたら、日本語のちゃんとした名前があるかもしれませんが、英語で習っているのでこのままでいきます。あしからず)。
レイ・ニードルのカギになった部分に糸をかけ、後で結べるように糸の端は少し残して固結びしておきます。花のノーズ部分(N)に針を入れ、のど(T)を通して、花の裏側の付け根の部分から出します。花を3個通したら、ゆっくり糸の端へとひっぱって移動させます。
後はただただこれの繰り返しです。1メートルくらいになったら、針から糸をはずし、両端を結びます。この結び目の上に、自分の好きなリボンを飾ってできあがり。
蛇足ですが、贅沢なレイを一つ紹介します。フラット・レイと呼ばれるこのレイは、ランの花のリップ(L)の部分だけを使い、花びらの根本近くを左右交互にレイ・ニードルで糸に通していくのです。すると、あら不思議、両端をパープルでふちどられたストライプのレイができあがるじゃないですか!しかし、これを作るには500数十枚の花びらが必要とか。とてもじゃないけれど、そんなには花を用意できないので、これは断念。ハワイの花屋さんではよくこのレイがありますので、見かけたら「リップの部分だけ500枚!」と思い出してください。ローカルのお店(ワイキキはもっと高いかも・・・)でも、30ドルくらいします。また、リップを取ってしまった花でも、上記と同じ要領でレイを作っても結構きれいです。
オーキッドは長持ちする花で、レイも3、4日は持ちます。保管するときは、霧を吹いてビニール袋に入れ、冷蔵庫へ。元気がなくなってしまった時は、冷蔵庫の中で冷たい水に4時間くらい浸し、その後水を切って再びビニール袋に入れ冷蔵庫で保管します。これで少しは復活するでしょう。(by Akiko)
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