第25回 1つ上のキルト
3月28日にハワイ島のヒロという所にハワイアンキルトを見に行って来ました。実はそこではメリーモナークという年1回のフラの大会が行われるのです。これは歴史あるフラダンスの大会で、毎年大勢のフラダンサーが参加します。
ロケラニローズのキルト |
が、私はこの大会に付随して行われるクラフトショーとハワイアンキルトの展示会に行ったのでした。ハワイアンキルトの展示会は「メリーモナークキルトショー2000」と呼ばれ、ヒロのワイロアセンターで行われました。会場にはハワイのキルター達の作品が並べられていました。今回はその素晴らしい一つ上のハワイアンキルトをご紹介いたしましょう(ごめんなさい。前回はビショップミュージアムのキルト展のご紹介と言ってたのですが、このヒロのキルト展の方が遙かにわたし的には書きたかったので)。
まず上の写真はマウイ島の島の花であるロケラニローズのキルトです。
素敵な濃いピンクを使ってあるキルトです。4つのコーナーはキルティングラインがロケラニローズになっていて、素敵なアイディアのキルトです。デザイナーはKate Penderedさん、キルターは片山ゆりえさんです。
菊のデザインのハワイアンキルトです。菊のデザインは珍しいです。
菊の細かい花びらが細かいデザインに仕上がっています。デザイナーはLulu Mary Delacruzさん, キルターは小池かずみさんです。
クラシックハワイアンキルトです。少なくとも100年は経ってるようですが。。タイトル、キルターも不明です。ですが、周りのキルティングが素晴らしく、ミシンで縫ったように、縫い目が揃っているのです。当時の鉛筆は洗っても消えないらしく、未だに鉛筆のラインが残っています。このくらい素晴らしいアンティークハワイアンキルトに出会えるのは貴重なのです。感動ものです。
ミニチュアキルトはJunedale Quinoriesさんの作品です。お人形用に、ホントに小さいハワイアンキルトです。本物さながら。。。手間は大きいキルトと同じはず。気の遠くなるような作業が目に浮かびます。
このような素晴らしいハワイアンキルトに出会えるのが、私の宝だと思っています。新しいパターン、珍しいパターン、素敵な色会わせと勉強になることばかりです。
さて、私のキルトの進行状況ですが、シャロン・バライさんというハワイ島のワイメア在住キルターのパターンに夢中になってしまいました。彼女のパターン集は我が師キャシー(キルツン・コアのオーナー)のお店で購入しましたが、これがかわいいのです。人柄が出るのでしょうか、彼女のパターンには優しさが感じられるのです。皆さんはそういうパターンに出会ったことはありませんか?
私はこのパターン集からドルフィンのクッションを作成中です。ものすごく癒されるのです。今は彼女のもう少し大きい作品のパターンを夢中で捜しています。せっかくハワイ島のヒロまで出かけて行ったのに、シャロンさんに会いにワイメアまで行けなかったことが悔やまれます。また次の楽しみにしたいと思いますが。。
ドルフィンのパターンに心を奪われているのですが、ドルフィンには人の心を癒すなにか力があるようです。最近、村上由佳さんの「青のフェルマータ」を読みました。このせいか、私はドルフィンに夢中です。皆さんは今、何に夢中ですか?
それと耳寄りな情報。今日はオアフ島の西側に行って来ました。もちろん、ハワイアンキルトを見に…。毎週金曜日にシェラトン・ワイキキホテルでハワイアンキルトを見せてくれるアンティーレイは毎週火曜日の午前9時半から午後12時半までJWマリオット・イヒラニ・リゾート・アンド・スパ・アット・コオリナ(もとイヒラニホテル)にて、ハワイアンキルトを見せてくれているのです。ここはワイキキと違い、他島に来てしまったように、都会の喧噪を離れとても静かで、落ち着く場所です。ハワイで時間のある方は、ご自分のやりかけキルトを持参して、アンティーレイの待っているイヒラニに行って、ゆっくりキルティングをなさってみてはいかがでしょうか? それも楽しいハワイの過ごし方では??(by アン)
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