サーファー、現実逃避
12月9日(土)
パッパカパーン、パッパッパッパッ〜ン。(めっちゃ派手なファンファーレ)
編集スタッフ:おめでとうございます。お気楽なにわサーファーさん、日記掲載2年目に突入いたしました。今どういったお気持ちですか?
ボク:かっ、かっ、感謝の気持ちでいっぱいです(涙声で)。みなさん本当にありがとうございます。これも一重に読者の方々や編集のス、スタッフのみなさんのおかげでございます。この1年間ご声援ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
編集スタッフ:サーファーさん、ありがとうございました。それでは、早速今週の日記お願い致します。
ボク:えっ、もう終わり? もっとインタビューしてや… 寂しいやん。チャン、チャン。
冗談はさておき、日記をはじめさせていただきましょう。昨夜、近々子供が産まれてくることもあって部屋の整理をしていました。部屋の隅に山積みになっていた数年分はあろうかという波乗りの雑誌をダンボール箱に入れようと思い、手にしたのが最期、一冊ずつカバーショットを眺めてはページをパラパラとめくり、挙句の果てには特集を読み出す始末。すっかり自分が整理していることなんか忘れて、はまってしまいました。
手にした雑誌のひとつに3年ほど前のもので1度読んだことはあるものの、かなり興味をひかれる特集記事がありました。それは、国の名前や地名などまったく書かれてはいないものの、ハワイ島の特集であることがボクにはわかりました。写真に映る広大な景色はどうみてもハワイ島、しかも緩やかなスロープを描く茶色の斜面からカイルア・コナ方面、つまり島の西側とわかります。島の中でもある程度の人口が集中している、そんな場所で取材班以外は誰も海に入っていないような、最高のサーフ・パラダイスの写真がバンバン載っていて、「ボクはこんなところ(注:オアフ島)で何をしているんだ」って思ってしまいました。日本におられる方には大変申し訳ないとは思うのですが、ボクとしては波乗りをしたいからハワイに移り住んできたのに、最近仕事は忙しいし、ストレスは溜まるし、たまに海に入ったと思ったら、めちゃくちゃ混んでいる。そりゃそうですよ、ハワイ州の人口の7〜8割が集中しているオアフ島じゃ、ほとんどのポイントで混んでて当たり前って感じです。オアフ島に住んでいてもちろん楽しいこともたくさんあるけど、やっぱり「お気楽なにわサーファー」としてはのんびりと波乗りを楽しみたいんです。分かってもらえますよね。
こうなったら、引越し計画を立てるしかありません。来年の一月末に子供が産まれてくる予定なんですが、そんな事は言ってられませんし、待ってられません。というわけで、嫁さんにその事を相談してみてんですが… 「そんな夢みるのもええけど、早く昨日の続きして、雑誌かたずけてや」ですって。嫁さんも波乗りするので少しは分かってもらえると思ったのに… 女は母親になると強いって言いますが、ほんまその通りです。でも、ボクはあきらめないです。いつか移り住んでやる、そうボクは「夢追い人」なんです(くさっ〜)。ただ、現実を把握できないだけなんですが… いや目をそらしているだけかも…
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