ヴィンテージ・サーフ・オークション
みなさん、先々週からお届けしていた波男のことは覚えておられますでしょうか?もし覚えておられるのなら、すっかり忘れ去ってしまってください。
と言いますのは、ここ最近落ち着いてきたのですが、ずっと、ほんとにずっ〜と波続きで何かご利益を感じなくなってしまい、「波があってあたりまえやん」みたいな状態に入っています。ほんま人間ってワガママなもんですねぇ。しまいにはちょっとぐらい休ませろや、とまで思ってしまいます。申し訳ないけどそれが現実です。「波男」よ、さようなら。
そういう訳(どういう訳やねん!)で今回は7月21日にNBCギャラリアで催された「ヴィンテージ・サーフ・オークション」というものに行ってまいりました。といってもオークションに参加したのではなくて、オークションに出される商品の展示会の方を見に行ったんですが…
展示会場に入ると、目の前にデュークのボードがいきなり飾ってあり、そして天窓から差し込む陽射しがとても明るく、「なんかエエ感じやん」と思わず写真を撮るのも忘れてウロウロと歩き回ってしまいました。
展示物のなかには、いまでも現役でアラモアナ・ボールズの波に乗るベン・アイパのボードや、サーフ・ムービーの名作「ビッグ・ウェンズデー」にも出演していた我らがジェリー・ロペス大先生の乗っておられたブランド、「ライトニング・ボルト」のボードなど数え挙げればきりがないほど、素晴らしいボードが展示されていました。なかには、全て木製で少し腐食しているようなものまであり、やはりサーフィンのメッカ、ハワイだからこそこれだけ集められたんだなぁ、と思わざるを得ませんでした。
ローカルの知り合いがインターネットのオークションに、フリーマーケットで$5ぐらいで買った古いポスターを出したら$100ぐらいで売れたと喜んでいましたが、今回のオークションはケタがちがいます。例えばデュークが最後に乗っていた1967年当時のサーフボード(当時のワックスがそのままついている!)はオークション前の予想価格が$10,000〜$15,000です!!
これが実際のオークションにかけられた場合、すぐに予想価格を越えてしまうのは想像に優しい。誰がいくらでそのボードを手に入れたのかはわかりませんが、これからも良いコンディションでキープしておけば簡単に値段は上がっていくでしょう。なんと言ってもサーフィン界の伝説の人なんですから!
ハワイやカリフォルニアでは親子代々サーフィンを続けて3代目、4代目なんてのもよくある話です。日本でも2代目サーファー達が活躍し出しているこの時代、今のうちに何か良いもの、ポスターでもボードでも何でもいいから買って、キレイに残しておくってのもいいんじゃあないでしょうか? もしかしたら10年後20年後にオークションに出せば、余生をのんびり暮らせるぐらいの大金になって返ってくるかもしれませんよ… な〜んて人生そんなに甘くないか。
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