![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/3/queen.jpg) 各島のシンボルカラーの衣装をまとったハワイアン・プリンス・プリンセス達も行進 |
●大わらわのサマースクール捜し 6月のハワイは、もう夏本番。日本では梅雨という、鬱陶しい約1ヶ月を迎えるこの時期に、貿易風が心地よく吹くハワイにいると、つくづく「あ〜、幸せ!」と、心の底から感じます(ごめんね〜、日本の皆さん…)。長女の通う公立小学校の学年末は6月9日(水)。この日前後から、ハワイの子供達は短くても約7週間、長いと約10週間の夏休みに突入します(イヤーラウンドという調整スケジュールの学校と、伝統的スケジュールの学校があるため)。「子供天国・親地獄」とは、まさにこのこと? 法律上、幼い子供だけで行動させることができないのがアメリカの子育て事情(下記のリンク参照)。さらに、ハワイでは共働きの家庭が多いこともあり、「子供をこの夏どうするか?」という話題は、親たちの間で5月中はもちきりとなります。私の子供の頃の遠〜い記憶をたどってみると(笑)、学校主催の水泳教室が夏中あったし、町内子供会主催のラジオ体操なーんてものもあって、そのどれもに子供自身が徒歩や自転車で参加できていたことを考えると、やっぱりハワイの親は楽じゃない! 子供に何をさせるにも、車で送迎しなくちゃいけないんですから。2〜3人学齢期の子供を抱えるお母さんの予定表なんて、もう「パズル」状態らしい… その予兆は、早くも今夏、わたしの身の上にも表れ始めたのです…
これだけ長期間にわたる夏休みですから、当然、各種サマースクール、サマープログラムがあちこちで開催されます。費用もピンからキリまでいろいろ。例えば、私設プログラムでは、カマアイナ・キッズという大手業者の主催するものを見ると、7週間のオーシャン・アクティビティで約$675(6am-2:30pmまで/6pmまでなら$860)。私立の学校主催のサマースクールや、スポーツ関連(乗馬、ヨット、テニス、サーフィンなど)のキャンプなども、ほぼひと夏通えば似通った金額、もしくはこれ以上かかるようです。ほとんどのプログラムが午後2時以降の「アフタースクール・ケア」を追加代金で実施していて、両親の勤めが終わる午後5時半くらいまでは預かってくれます。
常夏ハワイでは、勤務時間のスタートが早く、午前7時〜午後4時、午前8時〜午後5時といった時間帯の勤務が一般的なので、大抵午後5時半なら、なんとか間に合う時刻というわけです。でも、子供一人につき$700-800といったら、随分まとまった金額ですよね!? でも、ご安心あれ! キリには、ホノルル市主催のサマープログラムの各種があります。公立校で実施されるサマースクールはほぼ無料。クラフトやゲーム、遠足などが主体のサマーファンは、ひと夏でわずか$75(学区により多少の違いあり)! この他にも、単発のスポーツ、水泳、工芸のクラスが無料または僅かな実費のみで開催され、ハワイの子供たちが過去何十年にもわたりお世話になっています。このありがたいプログラムは他州にはないユニークなものらしく、カリフォルニア州から転入してきたママ友達は、あまりの安さに電話で3回も金額の念押しをしてしまったらしい…(笑)。でも、安いからこそ人気もあって、登録日には受付開始時刻前に長蛇の列ができ、特に人気の高い水泳(なんせ週2回・8週間が無料です!)は、「遅くとも、受付開始1時間前には並ばないとヤバイ!」との情報を事前にゲットした私は、「ハイ! 並ばせていただきました、朝7時半から!」。苦労の甲斐あって、今夏はめでたくサマーファンと水泳教室にもぐり込むことに成功しました。6月14日(月)から開始ですが、「えっ、も、もちろん毎日の送迎は母の仕事です」。やれやれ… 子供の追い出し作戦も楽じゃない… 家から出すことで、母の仕事は果たして減ったのか? 増えたのか? 誰か教えて〜!!
![](/img/diary/2004/aloha_saijiki/3/parade.jpg) 飲み物、日よけ(帽子など)を持参でパレード見物! |
●6月11日はキング・カメハメハ・デー 6月の行事としてお薦めするのが「キング・カメハメハ・フローラル・パレード」。チャイナタウン近くのキング通りとリチャード通りの交差点からパンチボール通り(カメハメハ大王像横)を経て、アラモアナ通り、カラカウア通りのメインストリートを行進するこのパレードは、ハワイの夏の風物詩ともいえる華やかな催しなのです。各島のシンボルカラーの衣装をまとったハワイアン・プリンス・プリンセス達が騎乗して進む様は、まさに圧巻。トロピカルフラワーで飾られた山車(だし)も豪華そのもので、最もハワイを感じさせるパレードじゃないかなーと思います。開催時間は午前9時から午後1時半までとなっていますが、見学スポットによってパレードの通過時刻は違うので、ワイキキでの見学なら午前11時頃からが見ごろかも… 飲み物、日よけ(帽子など)を持参の上、少し早めに場所取りをするのが懸命です。とにかく暑いので、ビーチチェアとクーラーがあれば完璧。日本ではパレードなんてなかなか見物する機会はないし、子供たちも喜ぶので、観光客の方々には本当にお薦めです!
でも、実は、今年のパレードにはちょっとあやしい雲行きが、直前までたれ込めていたのです。これまで無料でホノルル市から提供されてきた交通整理などにかかる費用約$1万が、今年は開催者側の負担になり、一時は中止の危機にあったのですが、幸い、今週土曜日のキング・カメハメハ・フローラル・パレードは無事開催されることになりました。過去88年もの間、戦時中に1度中断されたことがあるだけ、というパレードの輝かしい歴史に、今年初めて傷をつける事態も心配されたのですが、ホノルル市がパレード開催に必要なサービスは無料提供することを決定。このパレードを心待ちにしていたロコ達は、ホッと胸をなで下ろしているようです。来年以降もますます華やかにパレードが継続されることを祈るのみです!
■ファミリー情報 / 子供のケアに関するハワイ州の法律 ■ファミリー情報 / チャッキー・チーズ
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