第8回 11月 ハロウィーンがやって来る!(後編)
●子供の知恵は侮れない オズの魔法使いのドロシーと魔女に扮装して訪れたのは、ご近所の中学生。ハロウィーンのベテラン組のこの子達は、仮装は二の次、枕カバーで大量収集しているキャンディーがどうやらお目当てのよう。その後は、プリンセス、パワーレンジャー、スパイダーマン、バーニー、テントウ虫、パンプキン、魔女、ドラキュラと、慣れない仮装に少々よろつき気味の小さな子供達が続々と並びます。「ハッピー・ハロウィーン!」と言って振舞うキャンディーも、大きなカゴいっぱいに用意したものの、もしかしたら足りないかも… と、なんだか心配になってきました。見慣れた面々や、余所からやってきた見知らぬ軍団に至るまで、延々と暗闇の中を子供達がやってきます。そうこうするうちに、メイクもバッチリと黒ネコに扮した長女、プリンセスの大御所シンデレラの次女も、友達といっしょに大騒ぎでご帰還。「こ〜んなにいっぱい、キャンディーもらったよ〜」と言うも早々、そのキャンディーを一気に床にばら撒き、好きなキャンディーはより分け、キライなものは物々交換する「トレード」が開始。「ああ、子供の知恵は侮れない…」。8人の子供たちがお菓子を交換している様は、ちょっと親としては引いてしまう光景でもありました(笑)。
●驚愕のホーンテッド・ハウス(お化け屋敷) 主人に言わせると、彼が子供の頃は、自宅の車庫をお化け屋敷さながらの迷路に作り変え、あの手この手で小さな子供達を怖がらせるのが年中行事だったそうです。モールやイベント会場に出かけてハロウィーンを楽しむ習慣がなかった昔は、各家が工夫を凝らして一年に一度の子供のお祭りを盛り上げていたようです。そんなファミリーのトラディションを年々進化させていって完成したのが、上記のホーンテッド・ハウスなのかもしれませんね。とにかく、その見事な演出ぶりには脱帽! 「ホントにすごかった!!」
●伝統的行事サンクスギビング
かくいう私もハワイに嫁いで以来、少しずつこの伝統料理を習得し、今ではターキーの丸焼きもへっちゃらになりました! でも、ここに至るまでには、ターキーのお腹の中からでてきた首や内臓にびびって叫んだり、裏返し!? に焼いたりと、失敗は枚挙の暇がありません(泣)。そんな苦労をしてまでも焼くターキーは、やっぱり大勢でシェアしないと報われない… という訳で、ハワイに家族がいなかったり、帰省しない友人達を招いて、なるだけにぎやかに迎えるようにしています。旅行者であっても、この日をハワイで迎えるのなら、アメリカの伝統の味であるターキーを是非味わってみてくださいね。ホテルのメイン・ダイニングでは必ずといっていいほど、「サンクスギビング・ビュッフェ」なるものを催しているはず。レストランに家族総出で繰り出すロコ達もいっぱいなので、予約はなるだけ早めにね!
●アフター・サンクスギビング・デーの大セール
最初は、「そんな苦労をしてまでも…」と白い目でこの騒ぎを傍観していた私も、実は数年前からクレージー・ショッパーの仲間入り(笑)。子供達の成長と共にプレゼントをあげる先も必然的に多くなり、クリスマスに用意しなくてはいけないオモチャの数も最近はウナギ上り。そうなると、経済的にもバカにならず、「並んででも、格安でゲットしたい」というロコの気持ちが痛感できるように… そこで、「どうせなら楽しみつつ、得しちゃおう!」と、この日は早朝のオモチャ屋からスタートし、お目当てのショップを集中的に回ってクリスマス・ショッピングは1日で済ませることにしちゃいました。駐車場も空いてるし、子供達は午前中の数時間を主人にみてもらうだけなので、ストレスもなく大助かり。前日はターキーを焼きつつセール広告に目を通し、当日はスニーカーをはいてコーヒー片手に4時すぎにはいざ出陣! 「これが結構、病みつきになるほど、楽し〜い(笑)」。今年は新たに「ウォルマート」が参入したこともあり、アラモアナ・センター周辺のショッピング事情はデットヒートが予想されます。競合意識が働いて、かなりの安値が期待できそうだし、旅行者の皆さんにとっても、サンクスギビング・ウイークエンドは狙ったものをお得にゲットできる最高のチャンス。なにはともあれ、レッツ・ゴー・ショッピング〜!! ■現地最新情報 / 仮装の準備はOKですか? 今年もハロウィーンの季節がやってきました |
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