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ハワイ歩き方事務局
人気連載「スイート・カップル生活」

第04回 50セントの映画館

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年01月21日

第4回 50セントの映画館


毎週のように通う50セント映画館ことレストラン・ロウ・シアター

●私がハワイで発見したものは…
私と主人は大の映画好きで、日本でもよく映画を観に行ってました。マイカル系列の映画館では、全席指定になっているので、無駄な時間を費やして、席取りのために並ぶ必要もありません。最初にチケットを購入し、その後、映画が始まる時間まで、ショッピングをしたり、食事を楽しんだりできるので、とても良いシステムだと思います。ただ、私が通っていた映画館では通常料金が1800円で、レディースデーと毎月1日が1000円、夜9時以降のレイトショーが1200円。一人暮らしをしていた私にとって、決して安い訳ではないので、そうしょっちゅう映画を観に行くことができなかったのです。


以前は午後6時が境だったのに…

そんな私達夫婦が、ハワイで発見したもの… それはナント、レンタルビデオやレンタルDVDよりも安い映画館を見つけたのです。通常の映画館も$6.50〜$8.00(時間帯によって異なり、一般的には夜遅くなるにつれて値上がりします)と日本に比べれば安いのですが、私達が今、毎週のように通っているのがレストラン・ロウの中にある「レストラン・ロウ・シアター」。ついこの前まで、午後6時以降が$1、6時前が¢50だったのですが、最近になって午後3時半以降が$1、3時半前が¢50と変更されてしまいました。私と主人が考えるに、1日数回ある上映時間の中で、午後4時半頃が一番人気があり、観客もたくさん入っていたため、値上がりする時間を6時から3時半と繰り上げ変更をしたのではないか、と思うのです。それにしても、$1だろうと¢50だろうと、信じられない安さだと思いませんか? ただ、通常の映画館で上映している映画と比べれば、1、2カ月は古いのですが、たったそれだけの期間待つだけで、こんなに映画が安く観れるなんて、「本当に映画天国だ」と毎週のように通っています。


信じられない安さだと思いませんか?

この「レストラン・ロウ・シアター」、今年の1月から$1や¢50映画を始めたようです。その前は、ミニシアター系でマイナーな映画を上映していたんだそうです。私は1月にハワイへ引っ越して来たので、発見するや否や病みつきリピーター。1月の最後の週末には、何とリンダ・リングル州知事を映画館内で見かけました。彼女が何の映画を観たのかまではチェックしませんでしたが… その時は、映画館のフロアーの至るところにゴミが散乱していて、「汚いなぁ、やっぱり安い映画館だからかな?」と、日本の綺麗な映画館を懐かしく思ったものです。リングル州知事が映画館に注意をしたのかどうか!? は、もちろん分かりませんが、それ以来、常に清掃員が掃除をしている姿を見かけます。少なくとも、最近、映画館内が断然綺麗になったように思われます。

アメリカの映画館と日本の映画館の大きな違い… それは、やはりスペースでしょうか。大柄な体型の人が多いハワイでは、自然とパーソナルスペースも広く取るように設定されているようです。最近は、日本の映画館もカップホルダーを装備したり、段差をつけるなど、西欧化が進んでいるのか、かなり快適になっているとは思います。長時間、座りっぱなしでいる訳ですから、座り心地が良いに越したことはないですよね。あと、国民性の違いか、映画鑑賞中も感情を表す人が多いように思います。それと、ハワイの映画館は一般的に、中はかなりクーラーが効いていて寒いので、できれば一枚、何か羽織れるものを持っていった方が良いと思います。鑑賞中は時々、英語のジョークが分からず、映画館内で一人だけ笑っていない自分を発見すると、悲しくなります。先日、「レストラン・ロウ・シアター」ではないのですが、来月日本でも公開される話題作「華氏911」を観に行った時は、ナント映画が終わった後にスタンディング・オベーション 観客が全員立ち上がって拍手をしているではないですか。日本では見たことのない光景だったので、本当に驚きました。この映画は、ブッシュ政権を徹底的に批判したドキュメンタリー映画で、大統領選を秋に控えたアメリカでは物議を醸しています。


映画といえば定番はポップコーン

●ジャンクフードって美味しいですね!?
映画を観る時に、必ず片手に持つもの… それは、万国共通でしょうか、やはり何と言っても定番のポップコーン 映画は安いのですが、それに伴ってポップコーンまで安くなるはずもなく… ポップコーンはここの映画館では一番小さいもので$3.50します。それにスムージーのようなコカコーラ味のアイシーを付けるので、合計$6.50かかってしまいます。映画より約7倍も高くつくのですが、私と主人の場合、ポップコーン無しでは映画も観れないくらいの中毒となってしまっています。しかも、ポップコーン購入後、自分でバターと塩を追加できるので、体に悪いもの? を好きなだけたくさん摂取できるのです。でも、ジャンクフードって、どうしてこんなに美味しいのでしょうね。

最近観たのは「キルビル2」。実は「キルビル1」も、ここ「50セント映画館」(私と主人は「レストラン・ロウ・シアター」ではなく、こう呼んでおります)で観ました。通常の上映が終わっていて、レンタルビデオやDVDよりは早い映画でした。それが、ここ「50セント映画館」で上映される訳です。日本で映画を観る場合と違うのが、日本語の字幕がないという部分なのですが、英語の苦手な私でも、何とか画面からだけで理解できています。映画のいいところは、視覚と聴覚で堪能でき、俳優や女優の表情・話し方などである程度は感情が理解できるし、ストーリーや内容を理解する手助けになっているところだと思います。


「R指定」になっている「キルビル」

キルビルは、日本でも上映され話題になりましたが、「映画キルビル=黄色の車とコスチューム」くらいしか知識のなかった私は、あそこまで残酷なシーンがあるなんて知らず、指の隙間からコワゴワと観ていたのです。私が驚いたのは、この映画が「R指定」だったにもかかわらず、子供連れの親子が多かったことです。「R指定」というのは、Restriction(制限)からできた言葉で、暴力シーンやアダルトシーンがあるため、通常18歳未満は親が同伴しない限り観ることができません。その他、「PG」や「PG-13」という親との観賞を推奨している映画もあります。いくら自分の観たい映画があっても、「R指定」されている映画に子供を連れて行くのは、どうかと思います。映画のみならず、テレビ、雑誌なども、子供に与える影響は、決して小さくはありません。子供のいない私達夫婦は、今のうち とばかりに、好きな映画を観ているのかもしれません… 

映画を観に行く日は、「デートの日」と呼んでいます。少しお洒落して出かけるのは、とても良い気分転換になります。ハワイを訪れるみなさんも、ワイキキからは少し離れていますが、「サンセイ」や「ルースズ・クリス・ステーキハウス」などがある、お洒落な「レストラン・ロウ」に立ち寄ることがありましたら、ついでに、「レストラン・ロウシアター」で、¢50もしくは$1で映画をご覧になってみてはいかがでしょうか。また、少し違ったハワイの楽しみ方ができるのではないでしょうか? これは、お薦めですよ

プロフィール
私: 日本の大学を卒業後、JALEX日本語教師プログラムに参加し、1995年から2年間アイオワ州の高校で日本語を教える。帰国後は旅行会社に勤務し、5年間のOL生活の後、米国人の夫と結婚。2004年1月にハワイに引っ越して以来、仕事と家庭を両立しようと「日々是決戦(?)」という生活を送っている。趣味はスキー。ハワイで一番恋しいもの… それは「雪」かも?

主人:現在、ハワイ大の大学院でスクール・カウンセリングを学んでいるアイオワ州出身の米国人。趣味はスポーツ観戦。かつてアイオワの高校でコーチをしていたこともあり、3度の飯よりフットボール好き。9年前は可愛い日本語の生徒だったが、縁あって教師だった日本人の妻を娶り、今また少しずつ日本語を覚えざるを得ない多忙な大学院生。

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