●イン4メーションで、僕に似合う色がわかったよ!
この変身企画で最後に入ったワード・ウェアハウスにあるお店が、アーバン・ストリートファッションのインフォーメーション(in4mation)。スタイリストのデリックさんもお気に入りのお店なんだって。このお店のオリジナルの赤いウエスタン風シャツ($68)を着てみた。「明るい色を着ると顔に光が差し込んだね」と、デリックさん。そして、靴選び。僕は、ナイキの少しポップな感じのスニーカー($75)を選んでみた。デリックさんは、その靴を見ながら、僕に無理のない範囲内で、他に2種類選んでくれたよ。茶色のナイキのスニーカー($110)は靴底まで模様が入って、オシャレだけど、色はナチュラルだから履きやすいし、もう1つのスリッポンはなんと、骨の柄入りだよ。
僕に似合うコーディネートが大体わかったので、次はヘアサロンに行くことに。
●ハワイのカリスマ美容師ポール・ブラウン氏にかかれば…
午後3時、場所を道を隔てた隣にあるワード・センターに移して、ヘアサロン、「ポール・ブラウン」に入る。僕、ヘアサロンに入るのは生まれて初めてだよ。女の人ばっかりで、またまた、緊張するよ。 ハワイのカリスマヘアスタイリスト、ポール・ブラウンさんが登場。「うわっ、オーラがあるってこういう人のことを言うんだろうな〜」。僕に鏡の前の椅子を勧めてくれる。デリックさんが、ポール・ブラウンさんと話している。髪を少し軽くして、色も明るくするとのこと。そして、僕の太いまゆ毛をワックス脱毛して、染めるんだって! 僕、どうなっちゃうの〜?!
「アラナ〜(彼女の名前)!」と頭の中で叫んでいる間に、ポール・ブラウンさんのはさみが心地良い音をたてて、髪の毛を刻んでいく。頭のてっぺんからサイドに向かって流れが出るように、全体にレイヤーが入る。若さをアピールするために、こめかみにアクセントと襟足にハワイの波をデザインしてくれた。 場所を移して、まゆ毛のワックス脱毛が始まる。デリックさんが、「とっても痛いけど叫ばないでね。美しくなるためには我慢も必要よ」だって。そんなこと言ったら、よけいにビビるよ。でもね、痛いとか言う暇もないくらい、手早くワックス脱毛は終わったんだ。そして、髪の毛とまゆ毛のブリーチ。デリックさんは、しばらく不安そうに僕を見守っていたけど、とうとう、「もう見てられないわ」って、つぶやきながら出て行ったよ。 シャンプーが終わって、ブローが始まると、デリックさんが戻ってきた。そして、彼の顔中に笑みが広がっていった。 「ビューティーフォー! ファビュラス! サムちゃん、あ〜た、本当にゴージャスよ! もう、食べちゃいたいくらいよ。あ〜た、やっぱり、22歳なのね」。 恥ずかしくなるくらいの賞賛だ。アラナもそう思ってくれるかな…
(第3話に続く)
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