おいしくて、雰囲気も最高なレストランでの食事は、ハワイ旅行の最大の楽しみでもありますよね? でも店のチョイスは大いに迷うところ。そこでこのグルメページでは、ハワイでもっとも権威あるレストラン・アワード、ホノルル・マガジン主催のハレアイナ賞2000に選ばれた名店をご紹介していきます。また、安くておいしくてちょっとディープな「B級グルメ情報」も右側のコラムからお楽しみいただけます。皆さんの「おいしい旅」の思い出が、より素晴しいものになりますように!
サム チョイズSam Choy’s (編集部注:サム・チョイズは閉店いたしました)。今回ご紹介するのは、パシフィックリム・キュイジーヌを代表する人気レストランの「サム・チョイズ」。ワイキキに程近いカパフル通りにあるフラッグシップ店、「サム・チョイズ ダイヤモンド・ヘッド」にお邪魔してきました。 「やせたシェフを信用するなかれ」のキャッチフレーズで知られるサム・チョイ氏は、その大きなカラダとキュートな(!?)笑顔がトレードマーク。そんな彼のキャラクターを反映してか、シーフード料理も肉料理も、「サム・チョイズ」の料理はどれもみな、超豪快! 大きなお皿に立体的に盛り付けられた料理は、圧倒されるほどのボリューム感に溢れています。一般的にはパシフィックリム・レストランとして分類されていますが、チョイ氏は、自らの料理をアイランド・キュイジーヌ-サム・チョイ・スタイルと呼び、ロイズやアラン・ウオン・レストランなどとはやや趣の異なる、独特のアイランド・キュイジーヌを提唱し続けています。さまざまな人種が生活するハワイ。ここで暮らす人々はごく自然に、ハワイアン、エスニック、ジャパニーズ、そしてアメリカンなど、世界各国の味覚を取り入れ、ハワイならではの食文化を築いてきました。チョイ氏の料理の基本は、まさにこの多様さに溢れたアイランド・スタイルの食事にあります。ロコたちに馴染み深い料理に独自の感性を加味して創りあげた特別なひと皿、それがアイランド・キュイジーヌ-サム・チョイ・スタイルなのです。 ハワイをはじめ日本やグアムにも支店がありますが、各レストランのレギュラーメニューは、今でもすべてチョイ氏自らが考案しています。新鮮なシーフードや肉類、無農薬の野菜などハワイ産の食材をふんだんに使った料理は、どれも皆独創的でとてもバラエティ豊か。マネージャー曰く「すべての料理がシグニチャー・ディッシュ!」とのことでした。レギュラーメニューに加え、各店をまかされたシェフによる日替わりのスペシャルメニューも毎日用意されており、初めて訪れる人もリピーターも大満足間違い無しの、多彩な味が並びます。 また、マンゴ・マティニ、リーヒンムイ・マルガリータ、ビッグアイランド・ラバ・フローといったハワイらしいカクテルや、ビッグ・アロハ・ブリュワリー特製ローカルビール、豊富なワイン・セレクションなど、アイランド・キュイジーヌの味をさらに引き立ててくれるリカー類の充実振りもうれしいかぎり。ププ(ハワイ語でおつまみ)には、「フレッシュ・コールド・ポキ」や「オリジナル・フライド・ポキ」を、ぜひお試しあれ! 写真のディッシュは、アントレメニューより、「”ザ・オリジナル”サムズ・アジアン・ヴィール・オーソブッコ」$27.50。エスニック系の野菜がたっぷり入ったチャイニーズ・スタイルのフライドヌードルと、子牛肉のオーソブッコが合体してしまった、なんともユニークなひと皿。お皿の直径は40センチ近くあろうかというほどのビッグボリュームです。フライドヌードルの味付けは甘めで濃厚な、いかにもローカル風。柔らかなオーソブッコそのものは、割合あっさりとしています。 もう一品は同じくアントレの「ハワイアン・スタイル・シーフード・ブイヤベース」$34.95。香り高いローカルスタイルのトマトスープでじっくり煮込んだブイヤベースには、ロブスター、クラブレッグ、ホタテ、エビ、サカナ、クラムなどの海の幸に加えタロ芋やスイートポテトもたっぷり。エスニックな調味料で味をととのえたスープはかなりスパイシー。コクのあるピリ辛スープが食欲をそそります。 (2000年取材)
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サム・チョイズ – グルメ・レストラン情報
投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年01月01日
この記事が属するカテゴリー: パシフィック・リム料理, レストラン
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