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ワードウエアハウス2階西寄りにある老舗ダイニング。エントランスはオールドアメリカンな雰囲気漂う

●一大エンターテイメントスポットの人気ダイニング
地元の人たちに人気の 「ビクトリア･ワード･センターズ」（通称ワード）は、バラエティに富んだショップをはじめレストラン、映画館、アウトレット、スーパーなどが立ち並ぶ一大エンターテインメントスポット。旅行者にもおなじみのアラモアナセンターと比較してショッピング以外の「お遊びスポット」が充実している事もあり、ナイトタイムやウィークエンドの賑わいぶりはかなりのものです。ワードセンターやワードウエアハウスといった、いくつかのモールの集合体なので全貌を把握するのは少し大変かもしれませんが、実はワードには連日ロコたちで賑わう人気のダイニングがけっこう集まっているのです。前置きが長くなりましたが、という訳で今回は、ハレアイナアワード銀賞に選ばれたワードウエアハウスの「キンケイズ」をご紹介したいと思います。

蜂蜜で下味をつけたキングサーモンにペッパーをきかせてオーブンで焼き上げたハニー･ペッパーコーン･サーモン＄20.95（ランチタイム＄16.95）

●ロコに愛され続ける老舗レストラン
キンケイズはハワイだけでなくアメリカ本土にも数店舗を構えるチェーンレストランですが、ここハワイにオープンしてからもう25年を数えるそうで、移り変わりの激しいレストラン業界にあっては立派な老舗と言えるでしょう。場所は開業以来今と変わらぬワードウエアハウスにあり、ロコたちから長年にわたり根強い支持を受け、愛され続けているダイニングなのです。

ディナーメニューより、カニ肉のディップ、テリヤキチキン、ココナッツシュリンプが一度に楽しめる人気のサンプラープラッター＄19.95

●自慢のメニューがラインナップ
メニューには新鮮な魚料理やシーフード、ステーキ類を中心にしたオリジナル料理が並び、マネージャーいわく、キンケイズは「ローカルフィッシュ＆ステーキハウス」とのこと。チェーンレストランといっても全メニューが各店共通の画一的メニューと言う訳ではなく、店ごとにかなりオリジナリティーを打ち出しているらしく、ここハワイ店限定の料理もけっこうあるそうです。ハワイと言えばやはり海の幸ということで、おすすめは近海産のフレッシュ･フィッシュ。シンプルに仕上げたオノ、アヒ、シュートメなどのグリル料理をぜひお楽しみください。もちろんアペタイザーをはじめ、スープ、サラダ、ステーキ、リブ、チョップ、デザートにいたるまで魚料理のほかにも自慢のメニューがたくさんそろっていますから、ロコに愛されてきたハワイの老舗の味を存分に堪能してくださいね。

ゆっくりと食事が楽しめる落ち着いた雰囲気の店内。昼間なら大きな窓越しに青い海を一望

●重厚感漂う落ち着いた雰囲気の店内
キンケイズの人気の秘密は、料理の美味しさもさることながら、その独特の雰囲気に負うところも大きいようです。最初にも触れたように、ショッピングセンター内という場所柄、ここはけっして敷居の高いファインダイニングではありません。どちらかといえばカジュアルな部類に入り、予算的にもリーズナブルな店ですが、じゅうたんが敷かれ重厚感漂うテーブルセッティングはなかなかゴージャスで落ち着いた雰囲気をかもし出しています。古き良きアメリカと言った風情を感じさせるクラシカルで寛いだ空間は、ゆっくり食事を楽しみたい時にはうってつけと言えそうです。

チョコレートケーキにアイスクリームを添えたリッチなデザート

●カジュアルに楽しめるファインダイニング
そう、つまりこれこそがキンケイズが愛されるゆえん！ ファインダイニングばりの料理、サービス、そしてワインが、あくまでもカジュアルに気取ることなく楽しめる場所なのです。もちろん堅苦しいドレスコードもありませんし、ランチとディナーのあいだにクローズすることもありませんから、ショッピングの合間にいつでも気軽に立ち寄ることができます。昼間ならたくさんの船が浮かぶケワロ湾や真っ青な海を目の前に望み、夕方にはゴージャスなサンセットも楽しめます。ディナータイムにはどっと繰り出してきたロコたちに囲まれ、きっと思い切りアメリカンなひとときをエンジョイできることでしょう。オープン以来25年の歴史を誇る人気ダイニング。一度訪れてみれば、きっとすぐに多くの人に愛される理由が分かるはずです。