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金曜日は週日のウサを晴らす学生たちでいっぱいに

●UH学生たちのたまり場
B級ファンの皆様お元気ですか？　いや〜、気付けば何と2005年、私がハワイに来てもう5年が過ぎたことになります。2000年1月にUH(ハワイ大学)に入学し、その後、卒業して就職。再び、今年から大学院生に戻りました。「毎日、全力疾走！」といった感じで、濃〜い日々を過ごしてきたので、本当にあっという間だったんですけどね。この5年のうちに、我がB級グルメ情報もボチボチ認知されてきたみたいで、嬉しく思っております。東京するめクラブ(村上春樹、吉本由美、都築響一の各氏)著の「地球のはぐれ方」という単行本にも取り上げられ嬉しく思っております。東京するめクラブ様、どうもありがとうございました。B級ネタの宝庫ハワイで、これからもマニアックなネタを追求していきますので、皆様どうぞ応援よろしくお願いいたします。

メニューはどれも学生に優しいプライス

今日ご紹介するのは、ユニバーシティ通りの「MAGOO’S(マグース)」。オープンエアーのピザレストラン兼バー、とでも言えば聞こえはよいのですが…　昼間はなんだか薄暗く、歩道に沿って置かれた植木が鬱蒼としていて、怪し〜い雰囲気。広い店内には、真昼間からぼ〜っとビールを飲んでいる人がポツリポツリ。「入り難さ100％」って感じなんですけどね。でも、週末の夜になると一変、1週間の勉強地獄から開放された学生たちが大量に集結、ものすごい盛り上がりをみせるんです。こちらの学生は本当によく勉強します。図書館は、毎日遅くまで勉強している学生たちでいっぱいだし、スターバックスやボーダーズの2階のカフェなんかでも、真剣に教科書を読む彼らの姿を良く見かけます。その分、金曜日の夜は徹底的に遊ぶ、と。このメリハリの利いた時間の使い方、良いですよね。私が普段遊ぶのは、ローカルの社会人たちなんですけど、彼らも週日はしっかり仕事をし、金曜の夜に賭けているような感じがあります。ギューっと押し縮められたバネがポーンと弾け飛ぶように、気分が開放されるのが金曜日の夜なんですよね。

こんなに大きなピッチャービールがたったの＄5

●ピッチャーなんと＄5！
早速、マグースに入ってみましょう。入り口のところで、セキュリティにID(身分証明書)を見せて(21歳以上じゃないと入れないので注意)中に入って席を確保したら、早速カウンターへ。店内の中央にはバーカウンターがあるので、飲み物はここで注文します。注文したらその場でお会計、飲み物は自分で席へ運びます。ここで驚きなのが、その安さ。5人分はゆうに入ったビールのピッチャー、US産なら殆ど5ドルなんです。他のドリンクもお安めの値段設定なので、これなら貧乏学生にも安心ですよね。

ハワイならではのおつまみ、POKE

とりあえずビールで乾杯したら、次はピザ。店内奥にピザのカウンターがありますので、そこで注文と会計。ピザは焼き上がりまで時間がかかるので、番号札をもらい、大体どのあたりに座っているか言っておけば、後から持ってきてくれます。ピザのサイズは5種類(1枚＄9.50から＄29.95まで)、大体4人でミディアムくらいかな。カウンターにメニューのチラシが置いてあるので、それをまずチェックしたら良いですね。私のお気に入りは、タイチキンとベジタリアン。ハーフ＆ハーフにすることもできます。サラダやフレンチフライなどもここでオーダーします。あと、忘れてはならないのがPOKE(1/2パウンドで＄7.50)。POKEや枝豆、焼き鳥などのおつまみ系メニューは、店内左手の壁沿いにあるカウンターでオーダーします。ここも番号札方式です。

おつまみメニューに枝豆があるのもハワイならでは

基本的にセルフサービス方式の店ではチップはいらないのですが、例えば5ドルのピッチャーを注文したら1ドルくらいのチップを置くのがスマートとされています。バーカウンターなら会計後に少量チップを渡せばよいし、ピザやおつまみのカウンターにはチップ用のビンが置いてありますので、そこに入れます(テーブルには置きません)。私は必ずチップは渡しますが、これは個々の判断で決めてくださいね。

美味しいピザやPOKEをつつきながら、おしゃべりに熱中していたらもう真夜中。ワイキキあたりのファンシーなバーとは一味違う、いい意味でB級ムード溢れるこのお店、ハワイ上級者の皆様、一度立ち寄ってみてくださいね。