「ハレアイナ」とはハワイ語で「食べる場所」、すなわちレストランと言う意味になります。1984年にスタートした「ハレアイナ・アワード」は、「ワインスペクテイター」や「グルメマガジン」に代表される全米規模のグルメアワードとは異なり、主催するのはハワイの雑誌「ホノルルマガジン」。そして各賞のウイナーは読者(=大多数がロコ)の投票によって決まります。つまり、純粋にハワイのレストランだけを対象にしたロコが選ぶグルメアワードという訳です。では、前置きが少々長くなりましたが、栄えある「ハレアイナ・アワード 2006」に輝いたベストダイニングをご紹介しましょう。
2006年 第22回ハレアイナ・アワード発表
ハレアイナには幾つかのアワードカテゴリーがありますが、その頂点に立つのが「レストラン・オブ・ザ・イヤー」。並み居る強敵を抑えて、今回、その称号に輝いたのは昨年に続きまたまた「アラン・ウォンズ」。本当に強いですね、アラン・ウォンは…! これで1995年のレストラン開業以来、何と7回目の「レストラン・オブ・ザ・イヤー」の受賞。とにかく圧倒的な人気を誇っています。この成功の秘密は一体どこにあるのでしょうか。それは…、「店を支えるスタッフの努力と店に足を運んでくれるゲストによるものです」とウォン氏は述べています。以下にホノルルマガジンに掲載された彼自身の言葉の一部をご紹介したいと思います。「私のスタッフは本当に良く働いてくれます。そして私はこの働きに応えるべく彼らとできるだけ多くのトレーニングの機会を持ち、互いの成長に努めています。また、お客様からいただくさまざまな言葉にはいつもとても感謝しています。私たちがゲストのために何をすべきか、またゲストは何を望んでいるのか。この店の発展は常にお客様とともにあるのだと思っています。」ハワイ、いや全米クラスのトップシェフにしてこの謙虚な言葉。ウォン氏と彼のスタッフがこの姿勢でたゆまぬ努力を続けてゆく限り、アラン・ウォンズのトップの座は揺るぎそうもありません。ますますの発展を期待して、今回の受賞に大きな拍手を贈りたいと思います。
「レストラン・オブ・ザ・イヤー」とともに注目の「ベスト・ニューレストラン」にも触れておきましょう。
ベスト・ニュー・レストラン賞に輝いた「食堂」 |
数あるニューオープンのなかから見事、金賞を射止めたのは「タウン」&「食堂」の2つのダイニング。 2店ともかなり話題性の高いダイニングなのでもう訪れた方も多いと思いますが、「タウン」はグルメタウン、カイムキにオープンした都会派ダイニング。新鮮なホームメイドのパスタやリゾット、ニョッキなど地中海料理をメインにしたメニューが楽しめ、連日、ハワイにしてはなかなかお洒落な人々で賑わっています。一方の「食堂」。日本人からすると「???」なネーミングですが、ロコにとってはこのネーミングもかなりウケている理由のひとつかもしれません。日本語を少々齧っているロコはハワイには相当いますからね。メニューは日本料理にクロスカルチャーなアレンジを加えたオリジナル和食といった感じでしょうか。カジュアルなメニューとリーズナブルなプライスながら、洗練のインテリアがひとクラス上の雰囲気を醸し出す、ちょっと不思議なダイニングはアラモアナセンターの山側、カピオラニ通り沿いにあります。
また今回はアワードカテゴリーにまたまた多少変更があり、「ベスト・アンビエンス Best Ambience 」(雰囲気最高!)、「ベスト・ミール・アンダー$20」、「ベスト・ワイン・プログラム」、「ベスト・サービス」、「ベストBYOB 」(BYOB=Bring Your Own Bottle つまりお酒類の持ち込み可という意味)の5つのアワードが新たに加えらました。さまざまなカテゴリーのなかからお気に入りがチョイスできるのはとても楽しい事ですね。
*各受賞レストランはリストをご参照ください。
ロコが選んだ地元ならではのグルメアワードが皆さんの旅をさらに素敵なものにしてくれますように!
ハレアイナ賞2006受賞レストラン
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