静かなブームを呼んでいるB級グルメ情報! 安くて美味しくて、ちょっとディープな秘密のお店を紹介します。誰も知らない怪しいお店やロコで賑わうお店にチャレンジしてみませんか? 独断と偏見で選んだ美味しさは超A級、でも、お値段はB級の素敵なお店を「ハワイ大食いクラブ(知る人ぞ知るハワイ大学一熱心なサークル)メンバーの私がご案内いたします。
歳末企画、ハワイ大食いクラブ甘辛チョコ祭り
●めざせ「あの店」の味 甘辛チョコ祭り、まあ今風の言葉でいえば「チョコレート・フォンデュ」なんですけどね。でもイチゴやバナナなどの正統派の「具」では満足しないのが大食いクラブの悲しき性(さが)。できればマニアっぽく、でもチョコに合う具を極めたい、ということで、あれこれ用意してみました。 「ワクワクするな〜、もう」 話は前後しますが、私が甘辛チョコに惹かれたきっかけは2つ。まずは、出張で訪れたハワイ島のビッグアイランド・キャンディースで出会った「サキイカ・チョコ」。サキイカの深い甘辛風味にチョコのコーティングが合うのなんのって。今まで見過ごしてきた組み合わせに、思わず目からうろこがポロリ、膝をポンと叩いたことはいうまでもありません。もう1つは意外にも高級デパートのニーマン・マーカス。もちろんB級マニアの私にとって、ニーマン・マーカスはかなり敷居の高いお店であることは否定できませんけどね。でも、ここの3階のエピキュア・セクションはなかなか実力者なのですよ。ここで出会ったのが、V社のベーコン・チョコと、ニーマン・マーカスのオリジナル、チョコがけのポテトチップス。これも、いわゆる甘辛チョコなのでは??? 特にベーコンなんて敵に不足なし! しかも、これが世のグルメに人気だというんだから…負けちゃいられません。私もオリジナル甘辛チョコを作ってみようじゃありませんか。 というわけで、ある昼下がり、我が社のランチルームで甘辛チョコ祭りは決行されたわけです。1人の部員がフォンデュ鍋を持参。そこにハーシーズの製菓用チョコレートと生クリームを少々、ぐつぐつ溶かします。チョコが良い具合にトロトロになったところで具材登場。この日大食いクラブが用意した具は、カラカラに炒ったスパム(ハワイならでは)、カラカラに油気を抜いたベーコン、ビーフジャーキー、ブルーベリー、マシュマロ、バナナ、サキイカ、たこせんべい、柿の種、そしてポテトチップス。 まずは、ハワイ名物スパムでしょう、ということで、部員こぞってスパムをチョコにイン。さて、食べてみましょう。「美味しーっ!」 叫んだのは私1人ですか? 複雑な表情の部員一同。「チョコとスパムがどうもしっくりいっていない」。確かに。まあ悪くは無いけど、最強コンビではなさそうです。続いて、投入したのは「たこせんべい」。細かく割って、チョコをディップ。パクリ。…あ、あれ? なんだかすごく…? 「美味しーっ!」 部員全体の声がハーモニーを奏でます。たこせんがこんなにチョコに合うとは! ダークホースというか伏兵といおうか。一同満足です。 続いてかなりチャレンジングなベーコンに行ってみましょう。いやね、これは某V社の真似ではないのですよ。V社の板チョコには細かくしたベーコンチップが混ざってるといった感じなんですけど、私達はディップなんですから…なんて言い訳しつつ、パクリ。「悪くない」、「おっ、これは」などなど、案外ポジティブな声が。朝早く起きて、ベーコンをカラカラに炒りあげた甲斐があったというもの。V社にもかなり迫ったようです。ここで勢い付けて、最大の難関「ビーフジャーキー」へ。アメリカ名物、スパイシー感には定評のあるビールのお供、ビーフジャーキー。さぞかしチョコと合うに違いない。パクリ…静寂。誰もが黙って次の具材へと手を伸ばすのみ。いやね、狙いは良かったんですよ。ただ、ビーフジャーキーは硬い! なのですぐに飲み込めない。というわけで、チョコと合わなくても、延々と噛み続けなければならないという負のループ。 ジャーキーのあとでは、柿の種のチョコ掛けやポテチのチョコ掛けはかなりまともです。もう普通のお茶うけ感覚。チョコバナナやマシュマロは、美味しすぎだし、ブルーベリーも爽やかです。そうそう、忘れちゃならないのが、サキイカ。ビッグアイランド・キャンディースほどの高級感はないものの、それなりに美味しく仕上がりました。 というわけで、甘辛チョコ祭りのトップ5は… 1位、たこせんべい ちなみにビーフジャーキーは圏外でした。 |
(2009年12月取材)
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