Myハワイ(ハワイの歩き方)編集部が、2013年第3回ハワイ・フード&ワイン・フェスティバルで出会った、素敵なシェフにインタビューしました。
第5回 脇屋友詞 「トゥーランドット」ダイレクター&エグゼクティブ・シェフ
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編集部:今回のイベントで作られたメニューについて教えていただけますか?
脇屋シェフ:アメリカ人は肉が好きだと思いますが、肉を食べるときに、肉と同じかそれ以上にたくさんの野菜も一緒に食べているかと思います。だからそんなところを意識して、カニも入れたダンプリン(餃子)を作って、その下にはマッシュルームを炒って作ったペーストをひいているんです。このイベントは地産地消がテーマだから、マッシュルームはハワイ産のものを使っています。
編集部:ハワイで料理することはいかがですか?これまでに、このようなイベントなどで、ハワイで料理をしたことはあるんですか?
脇屋シェフ:やっぱり気候がいいせいか、気持ちがいいですよね。ハワイでこういうイベントに出たことも、何回かありますよ。ノブ・ワイキキと、ロイズ、それからハレクラニでもイベントに参加したことがあります。
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編集部:ハワイも含め、日本とは違う国や地域で料理を提供する場合、どんなことに気をつけてメニューを考えられるのですか?
脇屋シェフ:地元の人に受け入れてもらうには、まず地元の人の好みを知ることが一番大切だと思いますね。
編集部:自分が訪れたことのある国ならわかりますが、行ったことのない場所だったら、どうやってリサーチするんですか?
脇屋シェフ:とにかく地元のレストランに行きまくりますよ。地元の店に行くと、どんな料理を出しているとか、どんなものをその地域の人が食べているか、よくわかりますからね。ニューヨークで店をオープンしていたこともありますが、そのときも、ニューヨーク中のレストランをまわったんじゃないかと思いますよ。
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編集部:最後にハワイの料理界についてどんな印象をお持ちか教えてもらえますか?
脇屋シェフ:料理人同士のつながりが強いなと思います。以前も他のシェフと何百人分もの料理を作らなければいけないことがあったのですが、そんなときも協力しあってやったんですよ。
編集部:お忙しい中、ありがとうございました!
●脇屋友詞
上海料理をベースにした中国料理のシェフ。北海道出身。東京ヒルトンホテル、キャピタル東急ホテルなどで修業を積み、若干27歳でメトロポリタンホテルの料理長として働き、1992年に同ホテル総料理長になる。その後「トゥーランドット游仙境」の総料理長も務める。アメリカやヨーロッパなど海外で行われているチャリティー活動にも積極的に関わり、世界各国で行われるさまざまなイベントに参加している。
ホームページ(日本語):wakiya.co.jp
Leia said on 2013年09月07日
地元の人の好みを知るためには、地元のレストランに行きまくる。なるほどな~と思いました。
お料理も美味しそうですね!
Maki said on 2013年09月07日
とってもソフトな方でした!
ハワイで料理をすることを楽しんでいることが、感じられましたよ