ハワイ国際映画祭の記者会見ではルイ・ヴィトンの黒いダミエのシャツを粋に着こなしていたウソンさんですが、場所を変えての単独インタビューには、黒のタキシード姿で颯爽と登場。そのスラリとした容姿には、百戦錬磨の記者達からも思わずため息が… 美しい!! テンションが上がったまま早速インタビューが始まりました。
編集部:今日はお忙しい中どうもありがとうございます。まず撮影中に一番印象に残ったことから聞かせてください。
チョン・ウソン(以下ウソン):そうですね、馬を走らせた時の気分が忘れられないですね。
編集部:映画ではとてもお上手に乗馬シーンをこなされていましたが、事前に練習されましたか?
ウソン:実は、2001年の映画「武士MUSA」で初めて馬に乗ったんです。それ以来だったので映画を撮影しながらちょっと練習したんですが、今回乗った馬は競走馬だったので力とスピードが凄くて本当にびっくりしました。
編集部:乗馬シーンで怪我をされたと聞きましたが、大丈夫でしたか? その他にも中国ロケで苦労されたことは?
ウソン:左腕を骨折してしまったのですが、もう大丈夫です。他に苦労したことといえば、砂漠のロケで自然環境が厳しかったことに加えて、撮影の合間に気分転換する方法が全くなかったのも精神的に大変でしたね。
編集部:今回の映画の役柄はこれまで演じてきた役柄と比べていかがでしたか? また主人公3人のうち、良い奴を演じたことについてのご感想は?
ウソン:今回引き受けたドウォンという役は、僕自身が子供の頃に憧れていた西部劇の主人公のような役なんです。なりたいと夢見ていた人物を演じることは、夢の中で夢の人物になるような何とも不思議な感覚でしたね。ドウォンは3人の主人公のうちの良い奴なんですが、そうですね〜、やっぱり良い奴で良かったと思いますよ。だって悪い奴や変な奴より印象は絶対いいでしょ(笑)。
編集部:共演者のイ・ビョンホンさん、ソン・ガンホさんについてお聞かせください。
ウソン:イ・ビョンホンさんとは1995年に「アスファルトの男」というドラマで共演した事があります。ソン・ガンホさんとは、映画だけでなくプライベートでもしょっちゅう会っている間柄です。お2人とも個性的で現場の雰囲気を盛り上げてくれますし、演技に対する姿勢もとても積極的なので、楽に撮影が進みました。
編集部:さて、ハワイは初めてとお聞きしましたが、印象はいかがですか? 何かハワイでやってみたいことは?
ウソン:きのう到着したばかりで、まだ何もしていないんです。滞在しているホテルの部屋がオーシャンビューで、本当に眺めがいいんですよ。部屋にいるだけで「ハワイっていいな〜」って思いますね。映画祭の後は、11月に発足する日本公式ファンクラブのホームページに載せる写真撮影をこなす予定です。
編集部:最後にちょっと変わった質問ですが、もしも俳優になっていなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?
ウソン:う〜ん、よくわからないですね(笑)。俳優になってからずいぶん経ちましたから(デビューは1994年)、あまり他の職業のことは考えたことがないんですよね。まだ俳優をして間もない頃だったら、あれこれ考えたかも知れませんが… しいて言えば、あちこち旅行ができるような職業がいいですね。でなければ未開の地へ行って生活してみたいですね。
編集部:本日はどうもありがとうございました!
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