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ハワイ歩き方事務局
人気連載「ハワイで直撃インタビュー」

第06回 奇跡の味のエビ屋台、「マッキーズ」オーナー マッキー・チェン 

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年10月01日

幸せのオーラを発するハワイ在住の人をインタビューするコーナー、「幸せのオーラ」の第6回目のゲストは、ノースショアで大人気のエビ屋台「マッキーズ・カフク・スイート・シュリンプ」を営むマッキーさんです。ハワイで数々のグルメ賞に輝いた、マッキーさん特製のエビの秘密と癒しパワー溢れるマッキーさんの幸せオーラの謎を編集部の暁子が探ります!

ハワイで直撃インタビュー 第6回 奇跡の味のエビ屋台、「マッキーズ」オーナー マッキー・チェン

 

 

エビ屋台マッキーズのオーナー

暁子: マッキーさん、いつも美味しいシュリンプをありがとうございます!

マッキー: いえいえ、暁子さん。いつもホノルルからわざわざウチのシュリンプを食べに来てくれて、こちらこそありがとう。

暁子: 「マッキーズ・カフク・スイート・シュリンプ」を創業する前は台湾にいたんですよね?

マシュー:うん。両親がオアフ島カフクでエビ養殖場を営んでいて、「手伝って欲しい」と言われて、婚約者のスーセンと一緒に5年前にハワイに引っ越してきたんだ。台湾では、大学でMBA(経営管理学修士号)を取得した後、コンピュータ・エンジニアとして働いていたんだよ。

暁子:あら、マッキーさんって秀才肌なのね。でも、台湾のエンジニアから、ハワイのシュリンプ・トラック経営者に転身するのは大変だったんではないですか?

マッキーズのえび

マッキー:エビの飼育だけでなく、エビを使ったビジネスをしたいと考え始めたら止まらなくて。最初は英語もままならないし、ハワイの短大で英語を勉強しながら日夜「エビ・ビジネス」のことを考えていたんだ。アロハ・スタジアムで毎週水曜にエビを売り出したら飛ぶように売れて、生きたエビだけでなく調理した美味しいエビをランチ・プレートとして売りたいという思いがどんどん強くなっていったんだ。でも、うちは家族全員、英語が下手で(笑)、業務手続から何からなかなかスムーズにはいかなかったよ。

暁子:そしてついに4年前、「マッキーズ・カフク・スイート・シュリンプ」がオープンしたんですね?

マッキー:うん。最初はカフクのエビ養殖場のすぐ隣でオープンして、水槽もあったから生きたエビも同時に販売していたんだよ。アメリカ本土から来た観光客は生のエビを見るのが初めての人も多くてビックリしていたよ。

暁子:マッキーさんがハワイに来てから、辛かったことはありますか?

マッキー:4年間で一番辛かったことが、シュリンプ・トラックの場所を3回移動しなければいけなかったことだね。エビ養殖場の共同経営者とのもめごとやトラックを置いていた場所の土地主が変わったりして、カフクにあるエビ養殖場の前からタートルベイ、サンセット・ビーチと移動したんだ。今は、お蔭様でハレイワの入り口のセブンイレブン横に落ち着いたよ。

マッキーズのえび

暁子:そうだったんですか。色々あったんですね。ところで、マッキーズのシュリンプは、2005年の「バトル・オブ・ノースショア・シュリンプ・トラック」というシュリンプ対決で優勝したり、今年のホノルル・マガジンの「ベスト・シュリンプ・トラック・オブ・オアフ」にも選ばれてもいますよね。それから、日本のテレビだけじゃなくて、アメリカの人気ドラマ「ロスト」やフード・チャンネルにも出て人気がうなぎ上りですよね。ズバリ! その人気の秘密を教えてください。

マッキー:家族が台湾で20年間、「アクア・カルチャー」といってエビの養殖業を営んでいるんだけど、僕たちはとにかくエビを知り尽くしているんだ。卵から赤ちゃんのエビ、大人のエビまで飼育に交配まで、エビの養殖に関しては経験豊富。だから、どのエビが食べ頃かまで一目瞭然なんだ。エビを使うのはどのトラックも同じだけど、僕たちはとにかくエビのことをよく知っているからだと思うよ。

暁子:なるほど。味付けのほうは、何か秘密とかあるんでしょうかね?

マッキー:それは、やっぱりうちの母かな。母は、台湾でシェフ資格を持っているんだ。台湾では食通の人が多いから、いいシェフになるのは本当に大変なんだよ。母がどう調理したら新鮮なエビを新鮮なままに食べられて、エビの美味しさが一番伝わるかを追求してレシピを完成したんだ。スタッフには「自分たちが食べたいと思うひと皿」を毎回作るように徹底させているんだ。あと、他のトラックはオイルを使っているけど、オイルだとヘビーになりすぎてしまうから、マッキーズではピュア・バターを使っているんだよ。

マッキーさんとお母さん

暁子:へえ、だから美味しいんですね。ほかのシュリンプ・トラックで食べると、後で胃がもたれる感じがするんですよね。でも、マッキーさんのエビはぺロリといくらでも食べられるし、後でもたれないんですよね。ところで、マッキーさんの夢って何ですか?

マッキー:将来は、シュリンプ・トラックだけじゃなくて、ハワイで一番美味しいシーフードが売りのレストランをチェーンでオープンしたいな。あとはね、僕は本当はアフリカに行きたいんだ。

暁子:え、アフリカへ?!

マッキー:うん。アフリカの一番貧困な場所に行って、彼らに農業や酪農を通じた「自給自足」の生活を教えたいんだ。

暁子:すごい… なんかマッキーさん、ただでは納まらない気がすると思ったら、そんな素晴らしい夢があったんですね。でも、どうしてマッキーさんは慈善事業が夢なのですか?

マッキーさん

マッキー:うーん、何でだろう? もともと中国の貧しい村に行って農業や酪農を教えたかったんだけど、最近は中国人もリッチでしょ(笑)? で、アフリカの一番貧困な場所にこだわっているんだけど、高校の頃から自然に夢になったから、深い理由はないんだよね。本当に自然な思いなんだ。

暁子:へえ… 私には考えつかない夢だわ。ところで最近、「ノースショア・ドライブ特集」という記事でマッキーさんのことを紹介してから、「あのマッキーさんの『来てね』の笑顔が最高!」という反響があったんですよ。マッキーさんの笑顔はどこからくるのですか?

マッキー:日本からのお客さんをはじめ、ニューヨークやデトロイトなど色々なところから来た人たちが「美味しい!」、「今までで最高のシュリンプだ!」って言いながら食べている顔を見ると、自然に笑顔が溢れてくるのかな。意識していないんだけどね。

暁子:では、マッキーさんにとって「幸せ」とは?

マッキー:お客さんと話しているときが、一番楽しくて幸せな時間かもね。お客さんは僕にとって、みんな大切な友人なんだ。

暁子:最後に、マッキーさんにとって「シュリンプ」とは何?

マッキー:シュリンプは… うーん。ワイフと同じようなものかな(笑)。

暁子:あはは。愛すべき人生のパートナーってことかしら。マッキーさんの幸せオーラをいっぱいもらっちゃったような気がします。それでは、マッキーさん、今日は本当にどうもありがとうございました。

(2007年10月取材)

幸せオーラのおすそ分け
苦労を苦労と思わない、とても前向きななマッキーさん。これまでの4年間で、合計して7日くらいしか休みをとっていないのだそう。でも、マッキーさんに会うと、いつも元気いっぱいでとってもやさしい笑顔をしてくれるんですよね。ハードなスケジュールもすべて笑顔に変えてしまう凄さ。彼の幸せパワーの秘密は、いろいろな傷みを経験しているその深さからきているのかなぁ、と感じました。転んでも転び続けてもその逆境を強さに変えて、いつも「成功のゴール」しか見ていないひたむきさから幸せオーラも増強するのかも?! エビに対してもお客さんに対しても深い愛情を持って接しているから、マッキーさんのエビを食べるとみんな幸せな気持ちになるのでしょうね。エビ嫌いの人を味の虜にしてしまうマッキーズの「奇跡のシュリンプ」を食べたら、みなさんも幸せオーラをおすそ分けしてもらえますよ。 

幸せ研究家 暁子より

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1 response to 第06回 奇跡の味のエビ屋台、「マッキーズ」オーナー マッキー・チェン 

  1. ここに出てくる「マッキーズ」で今年の6月にエビを食べたが、どうも腹の具合が良くなかった。油が悪いのではなかろうか?夫婦とも消化不良を起こしてえらい目にあった。狭いバスの中で調理しているから、油のj使い回しでかなり劣化している油を使っていると思われる。まさか地溝油ではないでしょうね。JTBの団体さんも一緒だったが、同じような目にあったのではなかろうか? エビの味は良かった。

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