Aunty Ayaのゆるゆる~な海のお話 第12回 大流行のスタンド・アップパドル・サーフィン♪ (後編)
■サーフィンの神様ジェリー・ロペスをエスコート!
主人と色々なモロカイ島-オアフ島間のレースをエスコートしました。ハワイでは数時間以上かかるエンジンのついていないマリンスポーツのレースには参加チーム1つにつき1艇のエスコートが義務づけられています。船では飲み物、食べ物、そして救急道具を準備しており緊急時に備えレースの間中、選手の見える範囲内にいます。選手交代がある場合はキャプテンはできるだけ邪魔にならないようにボートを近づけ、乗組員が救命道具を投げて選手を船に導くのも仕事です。そうなのです、選手は荒海でも泳げる水泳の達人でなければいけません。キャプテンがコース取りのアドバイスをする場合もありチームワークの重要な役割を担っています。 去年はあのサーフィンの神様と言われ、パイプラインの天才として知られるジェリー・ロペス(以下G・ロペス)のチームのお手伝いをしました。このレースはモロカイ島のカルアコイ・ビラがスタート地点でオアフ島のハワイカイでゴールを迎える32マイル(約51.5キロ)のスタンドアップ・パドル・サーフィンのレースです。オアフ島が近付くと、ウィンドワード側から流れる強い海流があり過酷なコースとして知られています。G ・ロペスは乗船するなり瞑想に入りました。彼はヨガのエキスパートで、とても穏やかな人柄。母方が日系人だからアメリカ人としては小柄で華奢です。そのサーファーとしての意外な容姿と雰囲気がカリスマと言わせるのかもしれませんね。 彼のチームは3人、レインボーサンダルズ(注:ハンドメイドで高品質のサンダルを作り続けているブランド)からスパンキーさんとアラモアナビーチのビーチボーイとして知られるエドモンドさんがメンバーです。スパンキーは66才、スタンドアップ・パドル・サーフィン(SUP)歴はたったの4年。でも、左舵がとても強く押し寄せる潮の流れに立ち向かうくらいの腕っ節の強さにはびっくりしました。ひょうきん者のエドモンドは被っていた帽子の翼が視界に出たり入ったりして船酔いしたそうです。モロカイ海峡は波とうねりと海流の3つが混じるのでベテランのビーチボーイでも酔うのですね。そして61才のG・ロペスは年齢を全く感じさせません。波を自在に操る姿はやはり神様です。特にオアフ島についてから、他の選手とは全く違う沿岸で波に乗るコースを取り、数え切れない数の選手を抜かしました。前年、参加時のタイムを大幅に短縮しゴールイン。ハワイが生んだ英雄G・ロペスを観衆が大声援で迎えました。 モロカイ島、オアフ島間のレースには色々な種目があります。今までSUP以外にも、パドルボード、アウトリガー・カヌー、カヤックとエスコートをしました。挑戦するだけでも尊敬しますが、どの選手もきちんとゴールインするのには本当に脱帽しますね。ゴールラインでヒーローたちを迎えるのもハワイ旅行の記念になるかもですよ~♪ 今年のSUPのモロカイ2オアフのレースは2011年7月31日に開催されま~す。 (編集部より:このたびの東日本大震災による犠牲者の皆様に哀悼の意を表すとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早く状況が改善され、復興の道が開けますことを願ってやみません。) (2011年6月更新) |
ハワイ在住Aunty AYA(アンティ・アヤ)のプロフィール | |
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オーストラリアと関西育ち。ボケ担当の関西のオバチャンで~す。2000年に初めてヨットレースのためにハワイに来て、超ワガママで釣りバカのダンナと出会い結婚。現在はハワイの文化にも興味が出てきて、ゆるゆる~とマリンスポーツをしながらコオラウ山脈のふもとの自然に囲まれた野性的な環境でスローライフを楽しんでいます。ライター業以外でもハワイのブランドのノア・ノアのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパ内レインボー・バザール店の新米マネージャーとしても奮闘中。応援よろしゅ~お願いします。
ブログはこちらhttp://auntyaya.hapagirlpikake.com/ アンティ・アヤへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com |
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