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ハワイでは「どこの高校卒なの？」という質問を良く聞きます。高校時代の絆がとても強く、卒業する時も盛大に祝福します。法律では21歳で成人となりますが、勤労学生が多いアメリカ、高校を卒業すると親離れが始まります。毎年5月にになると、友人の子供たちから素敵なカードとともに、どこの高校を何年に卒業したかを記載した写真が届き、その素晴らしい成長を目にして、いつのまにか重ねた自分の年に唖然とさせられます(泣)。 　

今年は州立のミリラニ高校を卒業したばかりのサシャのグラジュエーション（卒業）パーティーに参加しました。場所はカネオヘより少し北側フアウウラという街にあるビーチハウス。波音が聞こえるこのお家で、彼女の卒業パーティーは始まりました。お父様の家族はアメリカ本土から、オキナワンのお母様の家族はほとんどがハワイ在住。彼女の高校のお友達も入れると200人ほど集まったでしょうか。両親とサシャから参加者全員の紹介があり、それが終わると贅沢なハワイアンスタイルのブランチが始まりました。デザートは「CLASS2010」と描かれた、2010年卒を意味するケーキです。

食事が終わるとお父様主催のビデオ観戦が始まりました。愛らしいサシャの赤ちゃんの時の写真やビデオが流れます。彼女の成長の記録をパーティーに参加している人たちと楽しんでいると、「リハーサルという名目でもう10回もこのビデオを見せられたよ！」と言って笑いを誘う親戚の方も。ミリラニ高校のスター・サッカー選手だったサシャの勇士も映し出されました。サシャはサッカーで全額奨学金を支給され、カリフォルニア州のパシフィック・ユニバーシティーに通うことが決まっています。将来は介護の仕事につきたいそうです。

どんな環境で育っても頑張った分だけ評価され、学費の援助を受けるチャンスの多いアメリカ、ハワイの制度っていいですね♪

(2010年7月更新)