アロハ、えりこです。アメリカ人の夫と日本で国際結婚後、夫の転勤で日本からハワイへ来てはや17年。ハワイで出産した子どもたちもあっという間に成長して、今年8月から中学生と高校生に! そして私も、子どもたちに負けじと5年前ほど前から大学に通いはじめました。来年卒業を目指して、子育てとライター業の合間に学業に励む苦学生、「カレッジ・マム(母さん)」ことえりこの奮闘記をお楽しみください。
えりこのカレッジ・マム奮闘記・イン・ハワイ 第9回 ハワイの最もローカル的なニューイヤーの過ごし方!(前編)
■我が家もニューイヤーズ・イヴは賑やかに! 紅白を見ながら除夜の鐘を聞くといった、静かな日本の大晦日のイメージとは逆に、ハワイの大晦日は、「1年で一番にぎやか」な夜となります。なぜなら、ハワイでは、1年のうちで7月4日(独立記念日)と大晦日の2日だけが花火解禁の日だからです。そんな大晦日には、ワイキキのビーチや各地のビーチパークなどで催される花火大会だけではなく、各エリアの民家でも、ひっきりなしに爆竹や花火が鳴り響きます。
アジア系の移民の多いハワイでは花火は一種のニューイヤーズ・トラディション。チャイニーズでは、花火で悪いスピリット(霊)を追い払い良い年を迎える、という言い伝えもあるそうです。もちろん、我が家のロコ・ボーイズもすっかりその風習を伝授されています。クリスマス後に、しっかりコスコ(日本ではコストコ)で花火のセットをひとつゲットしました! 他の人のカートにチラッと目をやると、山盛りの花火がカートからはみ出しています。案の定、大晦日にコスコへ行くと入り口でお姉さんが一言、「花火はもう売り切れです」。ハワイでは花火は大人気商品なのです。 我が家では、去年に引き続き今年も、友人家族を誘ってニューイヤーズ・イヴ・パーティーをしました。以前、日系人の家庭の大晦日パーティにお呼ばれしたら、お寿司やお刺身や煮物など、お正月かと思うくらいすごいご馳走でした。我が家はBBQと簡単でしたが、年越しそばだけはちゃんと頂きます。もちろん、旦那や息子たちにも食べてもらいます。
さて、夕方になると、あちらこちらでまだ日が落ちる前からパンパンと花火の音が鳴り出します。そうすると、ソワソワと落ち着かない子が我が家に約1名。花火が大の苦手の愛犬モモちゃんにとっては、ホリデーシーズンと大晦日は苦難の日々。普段は外で飼っているのですが、この日ばかりは家に入れて貰うことができてラッキー。今年のニューイヤーズ・イヴ、マカキロはあいにく雨模様。それでも、カウントダウンが近づくにつれ、騒音もボンボンと頂点に達し、あたりは煙で何もみえないほどに! …そうしながら、今年もハワイは新年を迎えていきます。 (2009年12月取材、2010年1月更新) |
ハワイ在住カレッジ・マム、えりこのプロフィール |
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オアフ島西部カポレイに夫、2人のティーンの息子、愛犬モモと暮らす。シネマ・オタクな本人とは逆に、夫ジョンはダイバーでアウトドア大好きな海の男。長男スカイは音楽をこよなく愛するギター小僧。また、弟のハンターはビデオ・ゲーム大好きなサッカー少年である。現在ライター業の傍ら、カウンセラーになる日を夢見て、ハワイ大学ウエスト・オアフ校で心理学の学士号を取得中。卒業予定は2010年秋。
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