ハワイで韓流ライフ第12回　本場カルビが旨い！　煙が出ない本格焼肉「ミガワン」

ハワイで韓流ライフ

アラモアナセンター山側のケアモク通りに沿って広がるコリアタウン。ここを中心として、オアフ島ホノルルには知る人ぞ知るおいしい韓国料理のレストランや韓国系のスーパー、雑貨ショップ、スパなどがたくさんあります。新連載「ハワイで韓流ライフ」では、本場韓国の味がそっくりそのまま味わえるお店など、地元韓国人やローカルが足繁く通うマル秘スポットを、毎回キュートな韓国出身のナビゲーター、ソニアがこっそり教えちゃいます。ハワイの歩き方限定のホット情報どうぞお見逃しなく！

ハワイで韓流ライフ　第12回　本場カルビが旨い！煙が出ない本格焼肉「ミガワン」

■ワイキキから徒歩10分の穴場ロケーション！

今回ご案内するのはコンベンションセンターの向かい、カピオラニ大通りに面して建つ焼肉「ミガワン(味加園)」。2階建ての店舗の角が丸い塔のように張り出していて、通りからも目を引く焼肉屋さんです。看板に「NEW」と付け足した素朴な吹き出しも何やら気になる…　

さっそくナビゲーターのソニアに聞いてみたところ、お肉の質の良さと豊富なメニューが地元韓国人に人気でソニアもよく行くのだとか。「ここの骨なしカルビは絶品なの。看板メニューの石焼ビビンバと冷麺も一緒に紹介するから！」ということで、またまた行ってまいりました。

■正統派にんにくの食べ方をマスターしよう！
さて店内に入ると真っ先に目につくのが天井からニョキニョキとぶら下がった換気扇の煙突。ラッパのような吸口が鉄板の真上30センチにまで迫っているから、気になる煙も100％シャットアウト。ホノルルでもこれだけ完全に煙をシャットアウトした焼肉屋はないそうで、これなら「焼肉勝負服」で気合をいれて出かける心配もなく気軽に立ち寄れます。どうりでソニアもフリフリのシフォンのワンピなんか着てきたハズね…(笑)。

オーダーを済ますとすぐに出てくるのがナムル数種。タダでついてくるとはいえ、ナムルでその店のグレードが判断できるほど韓国料理では大事なチェックポイントです。ミガワンでは大根キムチ、白菜の水キムチ、もやし、ワカメ、大根の千切りなます、こんにゃく、ほうれん草など常時10種類くらいのナムルがたっぷり。あらっ、生のニンニクもついてきてる….「そう。日本人が以外と知らないのがこの生ニンニクの食べ方なのよ。韓国人はニンニク臭いっていわれちゃうけど、絶対ハズせないの！」とソニア。サンチェ(レタス)の上に生ニンニクを置いて、そこにサムジャンソース(焼肉用の唐辛子入り練り味噌で激ウマ)　と焼肉(ハラミなど骨なし肉がおすすめ)のせて巻くのが一般的だそう。もちろん鉄板でこんがりローストしても美味ですが、サムジャンソースと一緒にいただくのがお約束。このポイントをハズさないように！　

ソニアいち押しの骨なしカルビは、1枚がけっこう大きくて食べ応え満点。やわらかくコクがありカルビならではの醍醐味が楽しめます。今回は焼肉コンビネーション(2人前＄46.95)で色々な部位のお肉をオーダーしたから、思わず最初のサンチェ巻きで飛ばしすぎそうに…　「サンチェで巻くと結構ボリュームアップするから、カルビがお腹に入らなくならないように気をつけて！」そして最後のアドバイスは「カルビと絶妙にマッチするのがソジュ(韓国焼酎)。これは地上最強コンビだから、絶対オーダーしてね！」

■さっぱりと口直しの冷麺も美味！

ご飯もので締める習性の日本人としては、看板メニューの石焼ビビンバ(＄12.95)でフィニッシュといきたいところ。以前ソニアに教わった「ビビンバはくちゃくちゃになるまでかき混ぜる」というルールを守り、味がしみ込んだたビビンバを旨い旨いとさかんに胃袋に収めていたところ、いきなりソニアの渇！が….　「どんなにお腹いっぱいでも、最後はさっぱりと口直しするのが韓国風よ。だから韓国ではご飯ものではなく冷麺をオーダーするの。温かいものなら味噌汁も定番ね。どんなにお腹いっぱいでもこれは別腹！」とのことで結局、冷麺もいただくことに。むっちりした葛麺に甘酸っぱい汁がかかった冷麺(＄9.95)がこれまたイケる。たしかに理にかなったさっぱり感です。ナムルのキムチをたっぷり入れるとより一層美味。とにかくお腹いっぱいで至福の時間が流れていきました。