ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

8月もスラッキー・ギター・フェスティバル、ブック＆ミュージック・フェスティバル、キャビー・パヒヌイ・ワイマナロ・カニカピラ、メイド・インハワイ・フェスティバルなど、もう素晴らしいイベントが目白押しでどうしましょ～。考え抜いた末に、大好きな場所という理由で、「メレ＆フラ@ラニクホヌア」というイベントに行って参りました～。

オアフ島の西側、コオリナに入り、パラダイス・コープを通り過ぎた所が「ラニクホヌア」と呼ばれる場所です。ここの3つの入江は、カメハメハ1世のお気に入りのお妃、カアフマヌが水浴びをした露天風呂？！　だったとか。その後もハワイの王室の遊び場として長く親しまれたと聞きます。1877年にこの土地は、スコットランド人の実業家ジェームズ・キャンベル氏の所有となり、その娘の1人、アリスが家を建て住みました。もう1人の娘、アヴィゲルは、プリンセス・カイウラニの婚約者だったデヴィット・カヴァーナナコア第一王子（アメリカの法律では王位が禁止されているのでハワイ王室最高位）と結婚して王室に入りました。と、ハワイの王室とはとても関係の深い土地なのです。それもそのはず、この場所に一歩入ると、美しく浅く広がる入江に心が奪われ、ヤシの木がたてるそよ風の音に心が落ち着きます。なんともロマンチックな場所なのです。芝の上に座ってフラ、ハワイアンミュージック三昧の夕べを送るイベントがメレ＆フラ＠ラニホヌアなのです。

今年は年初に亡くなった、カネのフラハーラウ、ケ・カイ・オカヒキのクム、オブライアン・エセルの追悼イベントも兼ねていました。現在のハワイ王朝の第一王女、アンティ・ケカウという呼び名で親しまれている、アヴィゲル・K・K・カヴァーナナコアもいらしていて、マスター・クムフラでミュージシャンでもある、キモアラマ・ケアウラナ氏が彼女に捧げた歌「キノイキ・ケハウリケ」を本人の前で披露する一幕も。ハワイ在住でもなかなか体験できない場面ですね～。ジェームズ・キャンベル財団がこのイベントの売上も含め、オアフ島西海岸の公立高校に寄付金を贈る発表もありました。

ちょっと贅沢で新しい物がお好きな方、そしてフラ、ハワイアンミュージックが大好きだという方にお勧めのイベントです。毎年、8月に開催なのでHPを注意してご覧くださいね♪

ラニクホヌアHP：
www.lanikuhonua.org

(2012年8月取材、10月更新)