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人気連載「Aunty Ayaのハワイでお祭りワッショイ!」

第26回 世界最古の外洋ヨットレース「トランスパック」2013終了!(後編)

投稿者: AuntyAYA 更新日:2013年08月16日

Aunty Ayaのハワイでお祭りワッショイ!

第26回 世界最古の外洋ヨットレース「トランスパック」2013終了!(後編)

初めて優勝トロフィーが2つも日本へ!

ハワイのお祭り

前編からの続き…
今年は日本からも常連のKLCベンガル17を始め、ビーコム、クレッセントⅢ、ジェフィオン、テン・クォーター、キホと、なんと6艇も参加しました。その中のジェフィオンやクレッセントⅢのクルーには新西宮ヨットハーバー出身の方がいて、話すと懐かしい名前がいっぱい出てきました。ヨットレースを本格的に再開したくなりました~。

ハワイのお祭り

テン・クォーターは宮城県から参加した船。スキッパー(船の上でのチーム長)の本吉夏樹さんにお話しを聞くことができました。係留していたヨットハーバーは東北地方太平洋沖地震で被害に遭い、この船だけが大した破損もなく奇跡的に生き残りました。オーナーもクルーの半分以上が宮城県の出身。彼らも現在は仮説住宅に住んでいるそうです。そのテン・クォーターがトランスパック108年の歴史で、初めて日本に優勝トロフィーを持って帰りました! 宮城の人達は、この奇跡を起こす船テン・クォーターにどれだけ勇気づけられることでしょう! 同じクラスで参加したキホと最初から最後までデッドヒートなレースを繰り広げ、ワンツー・フィニッシュ。ダブルで嬉しいニュースですね。

ビーコムのマストには「東北がんばれ」の旗が挙げられていました。ビーコムも今年初めて設けられたHPRというクラスで優勝しました!

ハワイのお祭り

77年ぶりにニューヨークから参加のドレード。この船は1930年製の木製の船です。もちろん、内側は最新の装備が供えられていますが、こんな美しいアンティーク家具のような83才の船が77年ぶりに総合優勝したのは嬉しいですね。イタリアからは、あのセクシーな車、マゼラーリの船も参加、他にはオーストラリア、メキシコ、ドイツの船も参加しました。

ゆるゆる~な海のお話♪「世界最古のヨットレーストランスパック」前編で紹介しましたが、このレースはハワイの最後の王様、カラーカウア王の夢でした。実現したのは王様が亡くなった後です。今年は表彰式に初めて彼の子孫のデビット・カヴァーナナコア王子とクィントン・カヴァーナナコア王子の兄弟2人がプレゼンテーターとして表彰式に出席。カラーカウア王も天国で喜んでいることでしょうね。

船は昼夜関わらず入港するたびに、ボランティアのエスコート艇がつき、レイ、パイナップルに入ったマイタイ、たくさんの料理とお酒で歓迎されます。ヨットにもレイが贈られます。ヨット好きにとっては2年に1度の熱いあついイベントが終わりました。また2年後にハワイでお会いしましょう!

(2013年7月取材、8月更新)

 

ハワイ在住Aunty AYA(アンティ・アヤ)のプロフィール
アンティ・アヤ オーストラリアと関西育ち。2000年にヨットレースのために初めて訪れたハワイの自然、文化、歴史、そして人々の魅力の虜になりました。現在はコオラウ山脈のふもとで、釣りバカな主人とスローライフを楽しんでいます。文筆家としてALOHA&SMILEをハワイより発信中。最も長い職歴はファッション・デザイナー計15年。ハワイでもHAPPYをテーマに物作りを考え中。

BLOG:http://auntyaya.jugem.jp/
アンティ・アヤへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com

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関連キーワード: トランスパック, 世界最古, 外洋ヨットレース,

4 responses to 第26回 世界最古の外洋ヨットレース「トランスパック」2013終了!(後編)

  1. 東北の復興は世界が見守っていますね。今回の日本艇の頑張りには、いっぱい元気をもらいました!

  2. rmrmさん、日本チーム頑張りましたよね!

  3. 被災地応援のメッセージが心に響きました。遠く離れたハワイでの応援がとても嬉しいですね。

  4. 東北チームにはほんとうに勇気付けられますね! あやさんも素晴らしい経験が出来てよかったですね。

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