Aunty Ayaのハワイでお祭りワッショイ! 第9回 7月のお祭り プリンス・ロット・フラフェスティバルと~は?! (前編)
■「この木なんの木、気になる木♪」
「この木なんの木、気になる木♪」日本人なら誰もが知っている日立のコマーシャルですね。プリンス・ロット・フラフェスティバルはあの“ハッピーツリー”こと、「日立の樹」がある、モアナルアガーデンで毎年7月の第3土曜日に開催されます。 このモアナルアガーデンを所有しているのはカイマナ・ベンチャーズの社長、JPデーモンさんです。この土地は元々は、カメハメハ5世より、ビショップ家に受け継がれ、JPデーモンさんの曾祖父、SMデーモンさんに受け継がれました。今でも、私有地にかかわらず、無料で開放され、このプリンス・ロット・フラフェスティバルの日も、それを運用しているモアナルアガーデン財団に無料で貸し出しているそうです。なんて、心の広いお方なのでしょうね! さて、このプリンス・ロット・フラフェスティバルとはどういうお祭りなのでしょう? ここ、モアナルアガーデンのあるカマヌイバレイはマウイのアリイ(酋長)がオアフ島を統治していた頃から王族に愛された土地。もちろん、カメハメハ1世がハワイ全島を統治してからも所有していました。カメハメハ5世がプリンス・ロットと名乗っていた王子時代に、公には禁止されていたフラの練習場をここに開放し、フラのパフォーマンスも楽しんでいたそうです。その彼の功績を称え、35年前に始まったお祭りが「プリンス・ロット・フラフェスティバル」なのです。 現在、フェスティバルを開催している場所は35年前に新しく作られたもので、当時は、プリンス・ロット・サマーハウスの裏側に主要なフラ・マウンドの1つがあったそうです。 プリンス・ロット・フラフェスティバルのカヒコ(古典フラ)のパフォーマンスでは、この地に住んでいたカメハメハ1世の血をひくといわれる盲目のカフナ(神官)、ナマカヘル・マカエナのオリを多く使っていました。書く文化がなかったハワイアンですが、ナマカヘルはJPデーモンさんの祖母、ガーチュにアルファベットで書きとめることを許可したそうです。当時、ハワイアンがスコットランドという外国から来た人に心を許すのはとても珍しいこと。よっぽどの信頼関係がないと起こらなかったと言われています。文化が違っても心が繋がったのはお互いに何か通じるものがあったのでしょうね。 このモアナルアガーデンはハワイアンも昔から愛した土地、そして、“日立の樹”意外にも見どころが満載! 後編をお楽しみに♪ プリンス・ロット・フラフェスティバルHP: (2012年7月取材、8月更新) |
ハワイ在住Aunty AYA(アンティ・アヤ)のプロフィール | |
ハワイと関西育ちのボケ、稀に、つっこみができるオバちゃんで~す。子供の頃からお祭りが大好き! 目指すは完璧なスローライフ。このコオラウ山脈のふもとの家で、衣食住全てを手作りできる日を夢みています。オーガニックな食材などが豊富なファマケ(ファーマーズ・マーケット)も大好き。良く食べるのは主人が釣ってきた新鮮な魚。でも、本音をばらすと大都会の刺激的な生活も好き。趣味はゆるゆる~と、フラ、タヒチアン、ボディーボード、SUP(スタンドアップ・サーフィン)時々ヨット。
ブログはこちらhttp://auntyaya.hapagirlpikake.com/ アンティ・アヤへのファンレターはこちらへどうぞ。editor@hawaii-arukikata.com |
コメントを残す