最終日は、ホテルのプールでのんびりさて、最終日。今日一日をどう過ごすか、決めるのに時間はかかりません。初日から楽しみにしていたホテルの「プール」です。ピンクと白で統一されたここ「ピンクパレス」こと、「ザ・ロイヤル・ハワイアン・ホテル」のプールでゆっくり休めば、優雅でリッチなセレブ気分です。まだガラガラのプールサイドに気合充分で挑む朝8時。チェアに横たわってふとビーチに目をやると、もう大勢の人で賑わっています。私たちも急遽、砂浜を散歩することにしました。砂浜では多くの人が思い思いに楽しんでいます。日焼けする人、読書する人、散歩する人。 ホテルの中にある「サーフルーム」は、オープンになっていて朝食のいいにおいがしてきます。朝ごはんも食べずに出てきた私たち。吸い寄せられるように入って行きます。席に着くと、アロハ・シャツ姿のウエイターさんにオーダー。トーストにハッシュド・ポテト、スクランブル・エッグ、カリカリのベーコンにパイナップル。いつもの朝食とはだんぜん違います。そして、やっぱりテーブルの上の調味料入れまでピンク。場所や雰囲気が変われば、満足度も全然違うんですね。海辺を歩く人たちの気配や、波の音を近くに感じながら、美味しい朝食とゆったりした時間を楽しみました。主人が座った席からは、ダイヤモンドヘッドがよく見えていたようです。 お昼までプールでゆっくりした後は、DFSギャラリアへ。ついつい毎回きてしまうのよね。
中に設置してあるスロットは、入店カードをかざすと「ハワイ旅行」が当たる抽選に応募できます。香水が好きな父のためにアルマーニを購入。DFSギャラリアで免税商品を買うと、現物はホノルル国際空港で渡されます。すぐに使いたい物はここで買わないのが得策です。 夕方までしっかりとワイキキの中心部で遊んだ後は、ホテルに戻り荷造りを始めます。明日のフライトが早い便なので、午前7時までに空港へ着かなくては。 「楽しかったねー」、「そうだねー」と話しながら順調に荷詰めしていきます。2つのスーツケースはまだまだ余裕。荷物は少ないけど、楽しい思い出はたくさんできました。出発の時に来ていた、冬物の洋服を再び用意。少しづつ帰国の実感がわいてきます。 |
ハワイに恋焦がれながら、帰国早朝5時半。外はまだ薄暗く、寂しい気持ちを悟られまいと、2人は黙って準備します。フロントで駐車場代金の精算を済ませ、ホテル正面に車が着いたらこのかわいらしいホテルとも「お別れ」です。スーツケースを積み込み、まだ人影まばらなワイキキを後に空港へ向かいます。「次来た時には、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの改装が完了してたらいいな」。 車は順調にフリーウエイを走り「Airport(空港)」の標識が出たら、いよいよ観念しなくてはなりません。空港内にあるガソリン・スタンドでレンタカーにガソリンを入れ、返却したらチャイナ航空のカウンターへ。発券が済むと、かなり長い列のセキュリティを通過します。セキュリティが強化され、時間をかけてチェックされているようでした。そして、搭乗ゲートまで少し歩きます。ここまで来るのに時間がかかったので、あまり待つことなく搭乗の時間になり、感傷に浸るまもなく飛行機に乗り込みました。来る時より帰りのほうが長い飛行時間。それでも寝たり起きたり食べたり、あまり退屈することなく翌日の午後1時頃に成田空港へ到着。途中、気流のせいか、飛行機がかなり揺れました。降機すると空気が冷たいことに気付かされ、帰国したことを否応なしに認めなくてはなりません。ターンテーブルで荷物を受け取り、リムジンバスに乗り、羽田までスムーズに到着。少し早めに着いたので当初の予定より1便早い飛行機に余裕で乗れます。そして、出雲空港に着いたのは午後6時過ぎ。もう日が暮れています。 30分ほどかけて自宅に到着すると、珍しく2人の息子が揃ってお出迎え。無事、ハワイ旅行が終わった瞬間でもありました。 今回は国内線の乗り継ぎ方を工夫したので、今まで1番の悩みだった旅行後の疲労もなく、私たちは帰国した翌日から元気に働いています。主人は、ハワイ旅行から帰ってきて2キロも体重が増えたようです。ハワイでは何でも美味しそうに食べてましたもの。 |
ハワイが、パワーの秘密!?
「多くの人が応募しているから、当たるはずがない。ならばせめて想いだけでも届けたい」そう思って応募した今回の「ハワイの歩き方」読者レポーター。選ばれたからには、「ハワイ旅行の素晴らしさ」をしっかり表現したいと思っていました。今回の予期せぬ旅行は、周りの協力なくしては成り立たないものでした。私たちの夢を支えてくれた家族と両親に心から感謝します。そして、ハワイ旅行をプレゼントしてくださった「ハワイの歩き方」、本当にありがとうございました。 真っ青なハワイの空の色。 どこまでも続く水平線。陽気で人懐っこく親切な人たち。そしてハワイでしか見ることの出来ない景色。ハワイの空気と一つになって過ごした、ワクワクする夢のような数日間。 ハワイで見た美しい景色を思い出すだけで、毎日「今日もやるぞ〜」というパワーが湧いてきます。そして、ハワイで出会った人たちの人懐っこい笑顔とさりげない親切を思い出すたびに心が温かくなります。私もハワイの人たちみたいにやさしく楽しく生きていきたいな。 これから、私の住む島根のような地方からも、もっと大勢の人がハワイを訪れ、好きになって欲しいと思います。「ハワイは新婚旅行や、社員旅行で一生に一度」もいいですが、訪れた回数だけ楽しい新鮮な発見があります。ハワイ滞在の楽しさ、素晴らしさを一言で表すことは到底出来ませんが、皆さんも一度、自身の肌で感じてみてください。きっと納得のいくバケーションになることと思います。 夢のようなハワイ旅行は終わりましたが、私はこれからますますハワイに恋焦がれることでしょう。 |
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