ハワイ島ガイドホノカア、古き良きハワイのノスタルジーを感じに

Big Island 4 Honoka'a

ここ数年ハワイ島の人気が上昇しています。昨年には羽田発の直行便も就航し「次は絶対ハワイ島！」と期待を膨らませている方も多いのではないでしょうか。でも、ハワイの他の島を全部足した面積の2倍以上もあるビッグアイランド(ハワイ島)を数日間で楽しめるかちょっと不安という方？　ご心配なく！　このシリーズでは、初ハワイ島をレンタカーで観光した編集部員の体験をもとに、ピンポイントで楽しめるハワイ島をご紹介します。

Aloha! ドライブでハワイ島を回るシリーズ、第1回目にワイピオ展望台まで行きましたが、その時に立ち寄った2ヵ所に焦点を当ててみました。前回のテックスドライブインに続き、今回はノスタルジックな田舎町、ホノカアをご紹介します。

■サトウキビ生産業で栄えた町
ホノカアといえば、岡田将生主演の青春映画「ホノカアボーイ(2009年)」で日本でも一躍有名になった町。映画を観てそのノスタルジックさを体感しようと町を訪れる観光客も後をたたないようです。

場所は、ハワイ島北西部ハマクア地区に位置しています。コナ空港からは約1時間半ほど、私たちが滞在していたワイコロアからは約1時間のドライブで到着。ワイピオ渓谷展望台からは約15分です。

こじんまりとしているとはいえ、ハワイ島のハマクアコースト沿いでは一番大きな町なのだそうです。約100年前にサトウキビ生産業(ハマクア・シュガー・カンパニー)と牧畜業で栄えていた頃は、なんとホノルル(オアフ島)とヒロに次いでハワイで三番目に大きな町だったというから驚きです。1994年にサトウキビ工場が完全撤退してから人口は減少しましたが、かつての豊かな歴史の面影はそのまま残されています。

ホノカア・ピープルズ・シアターは今でも健在

■ホノカア・ピープルズ・シアター
こちらがあの有名な「Honoka’a People’s Theater(ホノカア・ピープルズ・シアター)です(上写真)。メイン通りのママネ・ストリートの中心に佇む、存在感たっぷりのアートデコ(アールデコ調)のビルディング。1930年に日系人のタニモト・ファミリーによって創立されました。いったん閉館になったものの人々の強い要望で再開し、現在も映画が上映されています。毎年10月には、ここでハマクアミュージックフェスティバルも開催されるそうです。ちなみに「ホノカアボーイ」のプレミアム上映はこの映画館で行われたそうですよ。レトロな外観が古きよきハワイを彷彿させるミニシアター、チャンスがあればぜひ中も覗いてみましょう。

メイン通りのママネ・ストリートをのんびり散策

お土産品店やアンティークショップでハワイならではの宝物が探せるかもしれない

どこか懐かしく古きよきハワイの温もりが感じられる街並みは、ハワイ島に来たらぜひ行ってみたい場所。いまだ「ホノカアボーイ」を鑑賞したことがない筆者ですが今度観てみようと思わせる、そんな町でした。Aloha!

■ホノカアタウン

住所： Honokaa, HI 96727MAP　駐車は路上
電話：808-775-0598
今回使った経路：ワイコロアからQueen Ka’ahumanu Hwy(クィーンカアアフマヌ道路)を北上し、途中で右に曲がって19号線に入る。そのまま真っ直ぐ進んで、Parker Ranch Centerでトイレ休憩。ホノカアのTex Drive Inでマラサダ食べて、Googleマップ上の左上240号線に向かい、ワイピオ展望台へと進む。南東に進んでHonokaa-Waipio Rd→HI-240/Honokaa-Waipio Rd/Waipio Rdをとおりホノカアへ到着。