ハワイ生まれのオバマ氏、第44代アメリカ合衆国大統領に!
President-Elect Barack Obama, the First President Born in Hawaii
■初めてのアフリカ系アメリカ人大統領が誕生! オバマ大統領は、米国史上初のアフリカ系アメリカ人の大統領です。キング牧師が人種差別の撤廃を目指す公民権運動を繰り広げてから45年、ついに非白人の大統領の就任が決定したことは、米国史上で大変大きな意味を持つといえるでしょう。 オバマ大統領はまた、初めてのハワイ出身の大統領でもあります。1961年、ホノルル市生まれ。母はカンザス州出身の白人で、当時ハワイ大学マノア校に在籍していました。父親はケニアからの留学生でした。オバマ氏はハワイで1,2を争う名門のプナホウ学園に10歳のときから高校卒業時まで通い、卒業後はカリフォルニアのカレッジからニューヨークのコロンビア大学に進み政治学部で国際関係を専攻、卒業後実務を積んだ後ハーバード大学のロースクールを出て弁護士となりました。イリノイ州議会議員だった2004年、大統領選挙の際民主党代表として行った演説での、「リベラルのアメリカも保守のアメリカもない、あるのはアメリカ合衆国だ」との言葉が、大統領候補として注目を集めるきっかけとなりました。 「アロハの精神とは人付き合いの基本となるもの。私たちは一人ではない、もし助けを必要とする人がいれば進んで助ける、それがアロハ・スピリット(英語では、I try to explain to them the aloha spirit. I try to explain this basic idea that we all have obligations to each other, that we are not alone, that if we see someone in need, we should help.)」。オバマ大統領はハワイで生まれ育ったことで、思いやりと尊敬を持って人と接する「アロハ・スピリット」や、人種や外観などの見た目だけで他人を判断しないという多様性を受け入れることを学んだと話しています。 「Change(変革)」をはじめ、「Yes We Can(きっと私たちはできる)」「Let us Keep that Promise-that American Promise(米国の約束を実現しよう)」など演説の言葉が、歌になるなどの社会現象も生まれ、たぐいまれなカリスマ性を持つといわれる、ハワイ出身のオバマ大統領。これからの日本との関係はじめ、その手腕に注目が集まっています。(写真提供:ザ・カハラ・ホテル&リゾート) ■関連情報/ザ・カハラ・ホテル&リゾートでオバマ大統領候補が資金集めイベントを開催 |
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