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靴の魔術師サルヴァトーレ･フェラガモの故郷、イタリア、フィレンツェの博物館にある作品を元に創られたクリエイションズのラインが、8月5日(水)〜16日(日)まで、ロイヤル･ハワイアン･センター店で展示販売されます。これはニューヨーク店から借りてきたもので、世界の9つのフラッグショップでしか見ることができません。それに先駆けて、メディア先行披露会が8月5日(水)の午前10時から開催されました。

店内には女優が、今よりもはるか遠い存在だった時代のハリウッド映画が壁の画面に放映されています。マレーネ･ディートリッヒ、マリリン･モンロー、イングリッド･バーグマン、ソフィア･ローレン、オードリー･ヘップバーンなど、フェラガモの愛用者として知られる歴史に残る女優が次々と登場します。スターに愛された靴職人だったサルヴァトーレ･フェラガモにふさわしい演出です。

その麗しい画面に見入っていると、ロイヤル･ハワイアン･センター店のマネージャーのヴァレリーさんが芸術作品ともいえる靴やバッグ、そして洋服にいたるまで丁寧かつ興味深い説明を始めました。

戦時中の皮不足のため、代用として使ったコルク素材のウエッジソールはフェラガモの発案です。そのコルクに小さなゴールド･ピースをパッチワーク状にはったものもあります。ソフィア･ローレンの為に作られた、レースにビーズ刺繍をほどこしたものは、その名も｢ソフィア｣という繊細な作品。オードリー･ヘップバーン愛用のフラットシューズにもたくさんの色がそろっていて、見ているだけで優雅な気持ちになるものばかりです。オードリー･ヘップバーンは生涯、フェラガモしか履かなかったといわれています。他に、映画｢エビータ｣でマドンナが履いたゴールドのサンダルと同じものも展示しています。もちろん、１つずつ、彼の技術を再現しての手作り。サルヴァトーレ･フェラガモはその人の足をさわっただけで健康状態がわかったといわれ、美しいだけでなく、個々にあった履き心地の良い靴をつくりました。ハリウッド女優が愛用したフェラガモの作品の復刻版には、創った数とそのものの番号が靴の裏に刻まれています。靴の横に女優の写真と彼のデザイン画も展示。お買いあげの商品はゴールドの箱に、ゴールドの袋に入れて渡されます。

それらの靴のディティールがインスピレーションになった、パッチワーク使いや端をトリミングした皮のスーツ、靴をモチーフにしたバッグ、ゴールド･チェーンつきのミニバッグとパーティー･シーンで映えそうなものでいっぱいです。

サルヴァトーレ･フェラガモのクリエイションズ･ラインで、一生の宝物をみつけませんか？