Adrift Japanese boat found in Hawaii returns home to be part of tsunami memorial display
■帰還後は震災モニュメントとして地元に展示
2011年3月11日に起きた東日本大震災の津波で流され、昨年4月22日にオアフ島東部のアラン・デイビス・ビーチに漂着、発見されていた宮城県石巻市の和船「第2勝丸」が、5年ぶりに故郷に戻ることになりました。
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第2勝丸は石巻市雄勝町で漁師をしていた故伊藤恭一さんが愛用していた和船で、 2003年に病気で死去した後、廃船処理されたということです。
恭一さんの妻は、3月11日の津波にのまれて行方不明となっています。娘の早苗さんは、第2勝丸がハワイで発見されたとの連絡を受け、「震災を忘れてはいけないとの父からのメッセージだと思いました」と話していたそうです。
船は震災からちょうど5年となる3月11日に、ハワイ沖での航海実習を終え帰還する宮城県の海洋実習船「宮城丸」に乗せられ、故郷に戻ります。その後は震災の教訓を伝えるモニュメントとして、地元の文化会館に展示されるということです。帰還の知らせに「父もきっと喜んでいることでしょう」と早苗さんは第2勝丸との再会を心待ちにしています。
(KHON2 Newsより)
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