Report Nails Affordability of Hawaii Community College
■生徒と家族の年間収入を想定した結果
米国の大学の学費が高額であることは知られていますが、このほどアメリカのある大学院が行った『お手頃な(求めやすい)学費』に関する調査で、ハワイ大学のコミュニティカレッジシステム(ハワイ州立の2年制大学制度)の学費が全米で最もお手頃な価格であることがわかりました。
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この調査は、ペンシルバニア大学のThe Institute for Research on High Education が、州立と私立の2年制と4年制大学を対象に行ない、学生の家族の収入と学費に必要なコストの比率を調べました。2年制と4年制を含む全体では、ハワイは3位でした。
調査者はこのデータについて、「大学に通う生徒とその家族の経済的な状況に基づいている。『お手頃な(求めやすい)価格』とは、フルタイム(1セメスターに12単位以上取得)の生徒が対象で、その家族の年収と、ファイナンシャルエイド(学資支援金)が支払われた後の学費と全ての必要経費を含む数字との比率という意味。」と説明しています。
昨年度、ハワイ大学システムのキャンパス10校中、約半数(54%)の30,370名の生徒がハワイ大学の7つのコミュニティカレッジに入学しました。ハワイ大学2016年〜17年度の学費(フルタイム)は、ハワイ州居住者で、1クレジット$126、1セメスター$1,512、年間$3,024。住居費やテキストブックなどの必要経費を含めると年間$4,281とされています。(※注:一般に米国の州立大学は各州で学費が異なりその州の居住者は最もお手頃な学費で通える。)
さらに、ハワイ居住者を年収別にわけ、家族の年収と学費にあてられる比率を平均すると、ハワイ・コミュニティカレッジの学生(フルタイム)の家族年収の13%が学費に当てられているという結果が出ています。
この調査は、全米で学部過程に進学する生徒が40%を満たしている16州を対象に、大学生の家族年収と学費の比率をもとにだされています。ハワイのコミュニティカレッジは、全米で一番低い割合を得ているという結果でした。現在では、4年制大学に進学するより、経済的にも楽な2年制大学を卒業してから4年制に編入するというパターンも増えているといいます。大学に進学したいと考えているハワイの人々にとっては嬉しいニュースですね。
(Honolulu Star Advertiser より)
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