UH team's discovery could prove a breakthrough in cancer treatment
■BAP1という遺伝子突然変異

ハワイ大学癌研究センターが、がん(癌)治療に大きな役割を果たすと思われる、画期的な遺伝子上の発見を行いました。
ハワイ大学チームは、なぜ一部の患者がアスベストや日光などの環境物質に反応しやすいのかというところに着目し研究を行ってきました。この結果、抗がん剤治療の効果を妨げ、がん患者がこの抗体に陽性の場合、治療が困難であると言われているBAP1という遺伝子の突然変異を発見しました。研究チームによると、突然変異体による影響は逆転でき、これにより進行性がんに対する抗がん剤治療の効果をあげることが可能だとみています。
20%に近い全てのがんにこの突然変異体があることから、ハワイ大学の今回の発見は多くの患者の治療に貢献するのではないかとみられています。
この研究結果は世界的に権威のある総合学術雑誌「ネイチャー」で発表されました。研究者たちはアスベストや日光などの環境物質によるがんの原因や治療に焦点を当てた研究を行っています。次の段階では、臨床治験までさらに実験を重ねる意向です。
ハワイ大学のヤング医師は、「ホノルルは地理的に隔離されていますが、アジア、ヨーロッパ、米本土からの科学者が集まり、がんと闘う研究が進められているのです」と語っています。
(HawaiiNewsNowより)
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