Spam theft and black market sales forcing shop owners to hide product
ハワイで大変人気がある代表的な缶詰のランチョンミート「スパム」が、最近スーパーや食料品店の棚から姿を消し、気軽に買えなくなったのをご存知でしょうか? 欲しい場合は、お店の人に伝えて、わざわざケースから出してもらったり…と、まるで高級品のようなものものしさで扱われているスパム。実は最近、ハワイ全域でスパム盗難が相次いでいるため、お店の人々が警戒しているからなのです。
スパムの盗難が報告されだしたのは先月のこと。パールシティーのスーパーマーケットで、スパム缶8ケースが盗まれたほか、オアフ島の他の地区のスーパーでもスパム18ケースの盗難未遂が報告されています。スパム盗難はケース単位で行われることが多いそうです。
専門家によると、ハワイでは街で人気のスパムを独占するいわばブラックマーケットのようなものが存在しているとか。特にドラッグ中毒者の間では、盗んだスパムを現金に換えるための盗難が横行しているほか、組織ぐるみのスパム強奪チームがあるのではと見られています。
しかしながら、その全貌はまだはっきりしておらず、様々な憶測が飛び交っている状態です。SNSなどでも盛んに報告され、今では全国区のニュースにもなりました。一缶$2.50ほどのスパムをめぐって、きな臭い動きが報告されるとは、なにやら気になる事態ですね。ハワイに来られた方で、棚にスパムが見当たらない場合は、お店の人に尋ねてみてくださいね。
(Washington Post、Honolulu Star Advertiserほか)
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