Graduation was held at the Principle's house
ハワイ島、溶岩流で閉鎖の高校。卒業式は…
ハワイは卒業シーズンを迎え、各地で卒業式が盛大に行われています。しかしながら溶岩流が迫ってきているハワイ島のクア・オ・カ・ラ・ニューセンチュリーチャータースクール(公立高校)では、先週避難命令が出されて学校が閉鎖となったため、予定されていた卒業式が出来なくなりました。
KHON2 Newsの報道によりますと、一時は開催が危ぶまれた卒業式でしたが、急遽会場を変更し、5月25日に無事執り行われました。その会場とは…なんとスーザン・オズボーン校長の自宅。庭に大型テントを設置し、地面を掘って釜戸(イム)も作り、ご馳走に囲まれ、ハワイアン音楽やフラを楽しみながらの卒業式は、参加者らにとっては生涯忘れられない思い出となったことでしょう。
学校から10マイル(約16km)ほど離れたオズボーン校長宅は溶岩流の進行方向にあり、卒業式直後に校長宅にも避難命令が出されました。そしてそれから間も無く、オズボーン校長宅は溶岩に飲み込まれてしまいました。
愛する家を失いショックは隠せないオズボーン校長ですが「アロハ、マラマ(思いやり)、そしてコクア(協力)を信条に、良い時も悪い時も感謝と助け合いの精神を忘れることなく前に進んでいく」と気丈に話しています。
なお報道によりますと、これまでに焼失した住宅、建物は82棟に上っています。
(KHON2 Newsより)
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