Spain says they’re ‘ready’ to welcome TMT to Canary Islands
代替候補地のカナリア諸島、計画への支援表明
ハワイ島マウナケア山頂付近で進められている世界最大級の天体望遠鏡(TMT)の建設計画は、7月15日(月)から着工が予定されていましたが、マウナケア山を聖地として崇める先住ハワイアンら、地元住民が道路を封鎖するなど激しい抗議活動を続けており、いまだ工事に着手できないという混乱状態に陥っています。
ホノルル・スターアドバタイザー紙の報道によりますと、米国、日本、カナダ、中国、インドの5ヵ国が14億ドル(約1,500億円)を投じて進めているTMT建設計画に対する抗議デモは活発化しており、州知事が非常事態宣言を発令、また現地の状況を熟知するハワイ郡長が反対派との調整役を務めるなど、解決策を模索していますが収束の見通しは立っていません。
そんな中、TMT建設の代替候補地に選ばれているスペイン領カナリア諸島では、「中央政府・地方自治体で計画を支援していく(スペイン政府当局)」との声明を出し、建設に意欲を示しているとハワイ・ニュースナウでは報じています。
抗議活動が続けられているマウナケア山頂には、これまでに幼少期をハワイで過ごしたハリウッドの人気俳優のドウェイン・ジョンソン氏や、オアフ島出身ミュージシャンのジャック・ジョンソン氏らが応援に駆けつけるなど、著名人からも支援の声が上がっており、TMT建設計画はいまや世界でも注目を集め始めています。
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(Honolulu Star-Advertiser/Hawaii News Nowより)
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