ハワイ州　旅行者受け入れ10/1に再延期。オアフ島では規制強化 8/20から施行

Ige opts not to institute shutdown as infections surge, OKs new rules on gatherings instead

PCR検査による観光再開プランは延期

8月18日（火）の記者会見でハワイ州のデイビッド・イゲ州知事とホノルルのカーク・コールドウェル市長は、数週間にわたる新型コロナウイルスの感染者急増に対処するための新たな規制を発表しました。

イゲ州知事は、9月1日（土）から予定されていたPCR検査導入による観光再開プランを少なくとも10月1日（木）まで延期すると発表しました。この計画は、当初8月1日に予定されていましたが、米本土の感染が急増したことを受け9月1日に延期されていたものです。

オアフ島の「アクト・ナウ・ホノルル：集会禁止」令、8月20日午前零時01分に施行

8月20日（木）午前0時01分よりオアフ島で施行される規制は、ジム、レストラン、小売業店、オフィスは閉鎖せず、集会を制限する形で行われます。詳細は以下の通りです。

●屋内と屋外での5人以上の集まりは禁止されます。
●雇用主は、可能な限り自宅で働くことを許可するよう促されています。無理な場合は、スケジュールを組むことで職場の人々の数を制限するよう求められます。
●オープンエアのショッピングモールを含むすべてのショッピングモールで、マスク着用が必要とされます。
●レストランは、1つのテーブルに5名までのグループが着席可能。
●屋外のアトラクション、博物館、映画館も5名以上のグループは禁止。
●食べ物を加熱する以外は、オフィス内で食事をする共用エリアを閉鎖すること。

「アクト・ナウ・ホノルル：集会禁止」命令と名付けられた同規制は、8月20日（木）から少なくとも28日間施行されます。

また、オアフ島のビーチ、公園、バーは閉鎖されていますが、レストラン、小売業者、宗教的な施設、ジム、個人的なサービスは、利用者がマスク着用で社会的距離が厳守されていることを監視するという条件付きで運営の続行を許可されます。宗教的イベントでは歌や管楽器、吹奏楽器の使用は禁止。

ホノルル市長は、「感染者数を減少させる上で重要なことは、大勢での集会を制限すること。今回の規制はそのためのものだ」と述べていますが、その一方で、毎日3桁の増加を抑えるのには不十分ではないかという声もあがっています。

（ハワイ・ニュース・ナウより）