ハワイ、10/15に観光再開ひかえ海外渡航者の受け入れ体制は？

Hawaii’s pre-arrivals testing program won’t require kids under age 5 to test for COVID-19

5才以下の幼児は両親と旅行する場合は陰性証明は必要なし

ジョシュ・グリーン副州知事

ハワイのジョッシュ・グリーン副知事は、10月15日（木）からハワイ州が開始予定の新型コロナ事前検査プログラムの緩和について言及しました。

スターアドバタイザー誌のインタビューでグリーン副州知事は、5才以下の子どもが家族と一緒に旅行する場合は、事前検査なしでの隔離措置免除をイゲ州知事が容認したと述べています。すでに学校やプレスクールに通っている子どもは例外で、検査が必要だということです。

この理由として、両親が陰性と証明された場合、いつも一緒にいる幼児も陰性の可能性が高いことや、ハワイは家族連れに人気の旅行先であることから以前よりツアー業界などからプログラム緩和の要請を受けていたこと、旅行費用の負担軽減などが挙げられています。

イゲ州知事は来週までには、事前検査プログラムの緩和についての正式発表を行うとのことです。

医師でもあるグリーン副州知事は同プログラムの先導者として、州外からの旅行者受け入れ再開に際して、完璧までとまではいかなくても感染拡大のリスクを減少させることで、ハワイ州が他州より安全だということを証明する意欲を見せています。

州外からの渡航者に対する事前検査プログラムの導入を実施するのは全米でアラスカとハワイの2州のみです。アラスカ州は今年の夏より観光を再開しています。

10月15日からスタートする事前検査プログラムについて

9月16日、ハワイのイゲ州知事は、「事前検査プログラム」導入による観光再開10月15日（木）から開始することを明らかにしました。

これによりますと、ハワイ到着時に、出発前72時間以内に行ったPCR検査の陰性証明を提示できる渡航者は14日間の隔離措置を免除され、到着後すぐに観光できます。一方で、このプログラムを利用しない旅行者は、これまで通り14日間の自己隔離期間を終えてからのみ観光を許可され、違反した場合には5,000米ドル（約52,7000円）までの罰金や禁固刑を科せられます。

グリーン副知事は、旅行者に事前検査プログラムを利用するよう奨励しています。さらに、ハワイ州は同プログラムに参加しない旅行者のための専用ホテルも検討しているとのことです。

同氏は9月初めに新型コロナの感染が明らかになり、自宅の一室で14日間自己隔離を余儀なくされており、「僕はその辛さを感じたし、旅行者の皆さんにはハワイで同じ体験をしてほしくない」と語っています。