労働条件改善求め、８月８日の批准投票後に決定へ
ホテル業界がパンデミック後の市場の変化や、マウイ島に甚大な被害をもたらした山火事の影響に対応する中、オアフ島のホテル従業員が賃上げや労働条件の改善を求めて、ストライキを実施する可能性が浮上しています。
ホテル側との労使交渉に進展がなければ、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジやシェラトン・ワイキキなど、主要ホテルの従業員およそ5,000人が、８月８日(木)の批准投票後にストに突入する可能性があると、ハワイ・ニュースナウが報じています。
ホテル従業員が加入している労働組合「ユナイト・ヒア・ローカル5」では、インフレがもたらす物価上昇に見合う賃上げが２年間実施されておらず、従業員の家計を圧迫していると訴え、労働条件の改善を求めています。
ハワイ宿泊・観光協会 (HTA)のムフィ・ハネマン代表は、ストの可能性が浮上していることについて、１年前に起きたマウイの山火事の復興に尽力している観光業界にとって、「このタイミングは非常に不運だ」と述べ、労使交渉が合意に達することを願っているとコメントしています。
ハネマン氏によると、６月の州全体のホテル稼働率は昨年より約１％減少したものの、13％減少したマウイ島を除いて、全ての島で前年を上回っており、HTAでは９月から南カリフォルニア地域を対象としたマウイ島への誘致キャンペーンに着手し、マウイの観光回復に取り組むということです。
(Hawaii News Nowより)
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