ハワイ在住者にとってはやはり、弾道ミサイルの誤報配信を語らずにはいられないウィークでした。先週土曜日早朝警告が出された際は私は自宅にいましたが、慌てながらもシェルターもなく、何をどうして良いかわからず時間が過ぎたというのが本音です。同じような話を周りからも聞きましたが、非常事態におかれた人間の心理ってつくづく興味深いなと思いました。

心配してメールをくれた友人が「人間、恐怖にさらされている時に本性が出る」と本で読んだことがある、と言っていましたがそれも一理あるかも。

警告が出された瞬間から約15分の間、私はおたおたして息子と喧嘩している間に時間が過ぎ、息子はそんな緊急事態に母の言う事を聞かず外出すると言うし、夫はのんきにテレビを観ていました。私＝イライラ、息子＝頑固、夫＝のんき、まさにそのままじゃない？という感じです(笑)。そして、その時たまたま出かけていたもう一人の息子だけは、大丈夫かと心配して自宅に電話を入れてきたのですが、一番優しく心の頼りになるのは実は彼だったのかもしれませんね。

幸い誤報だったのでこのような暢気なことを言っていられるのですが。平和に過ごせていることに改めて感謝です。Jアラートが鳴って恐ろしいと言っていた東北の友人の気持ちが初めてわかった気がしました。今回の事件を真剣に受け止めて非常事態の準備だけはきちんとしておこうと思います。

＜今週末は落ち着いて過ごしたい、えり子＞