Kalapana
6月18日(土)、ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジの芝生エリアで、ハワイの音楽月間「メレ・メイ」の一環として行われたのが、「Honolulu BBQ & Blues Festival(ホノルル・バーベキュー&ブルース・フェスティバル)」。その名のとおり、美味しいバーベキューを食べながら、ライブミュージックが楽しめるという夢のようなイベントで、編集部一同とても楽しい夕べを過ごしました。
■食べて飲んで、歌って踊って!
こちらは午後3時~9時までと、結構長丁場のイベント。会場の芝生エリアに近づくと、バーベキューの良い匂いがしてきました。なんとこの日は、バーベキュー世界チャンピオンの栄冠に4度も輝いたことがある、Myron Mixon氏によって用意されたバーベキューが楽しめるんですね~。さらに、サイドのサラダやマカロニチーズ、アップルパイなど、アメリカンな美味しい食べ物のテントがたくさん出ていますよ。どのテントの前もすごい列。編集部員もさっそくお肉を確保、やわらかくて美味しいですね~。
海を背に設置されたステージでは、ブルースバンドが演奏! 骨太で男っぽいKailua Bay Buddies(カイルアベイ・バディーズ)、そしてハワイっぽくてレトロな独特の世界観がおしゃれなKahulanui(カフラヌイ)の舞台を楽しみます。すでにたくさんの人々が踊りだしていて、良い雰囲気~。そして、伝説的なロックバンド、Kalapana(カラパナ)がトリをつとめます。
実は編集部員一同はいつまでも素敵なおじさまバンド、カラパナの大ファン。この日のためにCDを聴きこんで、踊る気満々で乗り込みました。もちろん、舞台では最前列に陣取り、マラニさん、DJさん、ゲイロードさんなど、カラパナの皆様の素晴らしい熱演に熱い声援を送り、途中からはもう踊りっぱなしでした。先日ナ・ホク・ハノハノ賞授賞式で、編集部アキラメンがカラパナの皆様とお話しする機会があり、今日の舞台後にインタビューさせていただけることになったんです。ナ・ホク・ハノハノ賞受賞も数知れず、名曲を次々と生み出した大物中の大物バンドのカラパナの皆様。なのにとても気さくで優しくて、舞台後のインタビューは素晴らしいものになりました。しかもパンチの効いたギャグも多数… やっぱり素敵です!
■伝説のバンド、カラパナに突撃インタビュー!
アキラメン: カラパナは40周年を迎えましたが、50周年に向けての目標は?
ゲイロードさん(以下ゲイロード): これからも活動し続けることじゃないかな?
マラニさん(以下マラニ): そうだね。もっと音楽を追求して、まだまだ演奏し続けること。ファンたちが僕たちの演奏を聴きに来てくれるかぎり、僕らはずっと演奏し続けるだけさ。
ゲイロード: 「音楽」があるからこそ、カラパナは活動し続けれるんだ。
マラニ: うん、僕たちはただ音楽を楽しんでいるだけだからね。
アキラメン: 最終目標は?
ゲイロード: いつまでも色褪せないバンドでいたいね。ずっと僕たちの曲を好きでいてほしい。
マラニ: やっぱり、音楽を楽しみ続けることが最終目標かな。他の人たちが楽しんでいるよりももっと、自分たちの音楽を楽しみたいね。
アキラメン: 日本に何回行ったことがありますか?
マラニ: もう25年目だから、30~40回は行ってるよ!
ゲイロード: 去年、僕は5回も行ったよ!
アキラメン: モットーは?
マラニ: う~ん、僕たちのモットーって何かなぁ・・・あ、アジ!
ゲイロード: ぇ・・・(苦笑)
アキラメン:それってもしかして・・・?
マラニ: アジのモットー!(笑)これがモットーだよ~アハハ!
ゲイロード: 僕らの「モットー」のことを聞いてるんだよ。
マラニ: サーフィンをし続けること・・・サーフィン♪ 後は、演奏し続けること!
アキラメン: マラニさんとゲイロードさんにとって「アロハ」とは?
マラニ: 僕にとってアロハは、自分のライブステージのときに、家族や友達、ファンのために全力を尽くすこと。「今」を楽しむことが大事なんだ。明日何が起きるかなんて、誰にも分からないからね。だから、今ある時間を楽しまないとね。・・・俺って結構良いこと言うだろ?(笑)
アキラメン: た、たしかに! ゲイロードさんは?
ゲイロード: 僕にとってのアロハは、ハワイの人たちが持っている「暖かさ」じゃないかな。僕たちが日本に行くときは、僕たちのアロハをいつもみんなに共有しているんだ。そうすれば、後から彼らのアロハが返ってくるからさ。これが僕にとってのアロハだよ。
マラニ: ・・・吉野家♪
ゲイロード&アキラメン: ・・・(苦笑)
アキラメン: マラニさん、ゲイロードさん有難うございました!
<インタビューを終えて>世界で一番有名なハワイ出身ロックバンドといっても過言ではないカラパナ。カラパナにインタビューをすることが決まったときは、かなり緊張してましたが、そんなことも忘れさせるぐらいのマラニさんのユーモア溢れるお茶目さとゲイロードさんの優しさに私は虜になってしまいました。1つの質問を終えるたびに、突然マラニさんが日本語を一言だけカメラに向かって放ち、ゲイロードさんが、その度に苦笑いをしながら突っ込むというやり取りに私は何度も笑顔になりました。大阪育ちの私は、まるで漫才を見ているかのような気分でカラパナのお二人に釘付けになっていました。しかし、ライブを見たときの彼らの存在感はすさまじいものでした。ライブの最後では、たくさんの人たちが会場で歌いながら踊っていて、カラパナがいかにハワイで愛された存在なのかを実感しました。時を越えても彼らの名曲の数々は永遠と残り続けるでしょう。
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