Pacific Rim Cup 2018 Hosted Free Soccer Clinic for KEIKI
2月8日~10日に開催された環太平洋地域のサッカートーナメント「パシフィックリムカップ2018」。日米のサッカーチーム4クラブが、トーナメント方式で試合を行い、J1リーグの北海道コンサドーレ札幌が見事初代チャンピオンに輝きました。プロサッカーリーグがないハワイでの今回の大会、ハワイのサッカーファンにとっては間近でプロサッカーチームの試合を観ることができる絶好の機会でした。さらに、大会開幕前日の2月7日には大会出場選手らによるサッカー教室「ケイキ・サッカー・クリニック」がアロハスタジアムで行われ、約150人の子どもたちがプロ選手らと一緒にプレイするという夢の時間を過ごしました。
選手と一緒にフィールドを駆け回る子どもたち
大粒の雨の中、受付を済ませた子どもたちが、会場で配られた今大会のタイトルスポンサーである「Under Armour アンダーアーマー」のTシャツを着てフィールドでウォームアップをします。
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クリニック開始の合図で子どもたちがフィールドの真ん中に集まり、まずはパシフィックリムカップ主催、ブルーユナイテッドコーポレーション社長&CEO 中村武彦氏の挨拶。この頃には雨も止み、雲の隙間から青空も見えてきました。続いて登場したメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバーホワイトキャップスFC、コロンバスクルーSCの選手たちが挨拶。
そして、選手たちと地元ボランティアスタッフによるリフティング合戦やリフティング技披露が始まり、子どもたちからは歓声と拍手が巻き起こりました。なかなか間近で見ることのないスゴ技の連発!
続いて、子どもたちは年齢ごとに分けられて、ボールなしでのフットワークのトレーニング、リフティングの練習、ミニゲームなど、それぞれ用意された練習コースを順番にローテーション。
北海道コンサドーレ札幌のジェイ・ボスロイド選手もやってきました。フィールドの4分の1を使ったミニゲームでは、子どもたちは選手たちを相手に皆夢中になってボールを追いかけます。
フィールドには、大会アンバサダーとしてニューヨークから来ていたコメディアン、綾部祐二さんの姿も。子どもたちの真剣な様子に関心していました。
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いわきFC(東北社会人サッカーリーグ2部)からは久永翼選手と榎本滉大選手が参加。小さい頃からドリブルが得意だったという久永選手は、ドリブルだけではなく、リフティングでボールを運ぶ神業まで披露。子どもたちは大きな笑顔を浮かべながらもボールを取ろうと必死でした。
クリニック終盤は選手や子どもたちによるフリーキック。観客席から見るよりはるかに大きく見えるゴールを目の前にしてのフリーキックは迫力あり。ボールがゴールに入るたびに歓声が起こります。そして、最後には全員シャカサインで集合写真を撮りました。解散の後も憧れの選手からサインを貰おうと並ぶ子どもたちにどの選手も気さくに対応していました。子どもたちにとっては、あっという間の夢のような2時間だったことでしょう。
いつかハワイからもJリーグ選手が!?
クリニック後のいわきFC久永選手に感想を伺うと、「日本も海外も子どもはやはり元気なんだなと感じました」と笑顔で語っていました。
残念ながらクリニックには参加しませんでしたが、直前の記者会見に出席されていた北海道コンサドーレ札幌の稲本潤一選手は今回のクリニックについて、「なかなかプロの選手に教えてもらう機会がないと思うので、(クリニックで)ぜひ刺激をもらって、将来サッカー選手になりたいという子どもが増えて、ハワイからJリーグの選手になるということがあれば嬉しいですね」とお話していたとおり、きっと多くの子どもたちが今回のクリニックで選手たちから刺激をもらったことでしょう。将来、ハワイからJリーグでプレイする選手が出るのでしょうか?楽しみですね。
◎Pacific Rim Cup (パシフィックリムカップ)
公式サイト(日本語):http://pacificrimcup.com/jp/
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