
青い空とエメラルドグリーンの海をバックに永遠の愛を誓う。そんな夢のようなロマンチックな海外挙式を実現できるのがハワイの魅力。今回のウエディング情報では、ハワイの海辺で行われるビーチ・ウエディングを特集します。
青い空とエメラルドグリーンの海をバックに永遠の愛を誓う。そんな夢のようなロマンチックな海外挙式を実現できるのがハワイの魅力。今回のウエディング情報では、ご両親から娘さんへのプレゼントとして、挙式の当日までカップルには知らせずに計画されたサプライズ・ビーチ・ウエディングを特集します。オアフ島カハラ地区にあるワイアラエ・ビーチが愛と感動に包まれる結婚式場へと変わります。
一生分の感動をプレゼントするサプライズ・ウエディングをハワイで!
今回のサプライズ・ビーチ・ウエディングの仕掛け人は、なんと新婦の父親である前川義明さん。長女の恵(めぐみ)さんは、ご主人の健一さんとの間に元気いっぱいの男の子2人と昨年生まれたばかりの可愛い女の子1人の3人のお子さんに恵まれ、ママとして忙しい毎日を過ごしていますが、実は結婚式自体は挙げていませんでした。今回、次女の裕美(ひろみ)さんの結婚が決まり、ハワイ挙式へ向け着々と準備が進行する中、恵さんにもぜひ思い出に残る結婚式を挙げさせたいという長年の秘めた思いが前川さんを突き動かしたのです。 前川さん(父親):「これまでずっと長女の恵が式を挙げていないことが気になりながらも、チャンスを逃したままになっていました。裕美の衣装合わせの後に一緒に食事に出かけた夜、裕美が「なにかひとつサプライズが欲しいよね」とつぶやいた一言にピンときたんですよ。「お姉ちゃんの結婚式もハワイで一緒にやっていいかな?」と聞いてみたら、もちろん全員大賛成! そこで一気に話が盛り上がり、さっそくウエディングを企画することになったんです。」 そうと決まった後の父親の行動力には目を見張るものがありました。インターネット検索で見つけたハワイ専門のウエディング・プロデュース会社、ハワイのビーチウェディングJ社なら、本人には挙式当日まで知らせることなくウエディングをプレゼントすることができるメモリアル・ウエディングがあるということがわかり、さっそく依頼の電話を入れてみたのです。 前川さん(父親):「担当者がすごく親身になって話を聞いてくれ、サプライズ・ビーチ・ウエディングを企画することになりました。挙式料、結婚証明書、写真、ブライダルレイ、ガイドブックなどが入った基本料金が7万円あまりというリーズナブルな料金にも惹かれましたね(笑)」 とは言っても、ここまでが父親の出番。その後のウエディングの詳細については、母親である千鶴子さんが担当者と電話やメールで細かく打ち合わせし、ハワイアン・ミュージック奏者を追加手配するなど着々と準備が進められました。 |
■ついにサプライズが明かされる涙の瞬間! バスを降りた一行を出迎えたマック牧師は、さっそくご両親の前川さん夫妻と挨拶をかわし、今回の主役である恵さん&健一さんの姿を確認します。日本語もバッチリのマック牧師から、いよいよサプライズの内容が明かされる感動の瞬間がやってきました! マック牧師:「知哉さん&裕美さん、本日はご結婚おめでとうございます。」 ![]() 驚きのあまり絶句した恵さんに、一同が満面の笑顔で「おめでとう!」と口々に呼びかけます。その呼びかけに恵さんの大きな瞳からは思わず涙がポロリ。全く予期せぬ事態にびっくりした恵さんでしたが、スタッフにつけてもらった色鮮やかなハクレイ(花嫁の頭につけるレイ)がこの日着ていたピンクのムームーにマッチして、あっという間に可憐な花嫁に早変わり。リハーサルが進むうちにじわじわと実感も湧いてきた様子です。健一さんもテレながらもしっかりと恵さんを支えています。 本番前にはあいにくの通り雨に降られましたが、待ち時間は今回のサプライズ・ビーチ・ウエディングについて家族と談笑したりして、心の準備を整えるいい間合いとなったよう。「雨が上がったよ」との子供たちの元気な声を合図に、さっそく結婚式が開始されました。 |
■ハワイアン・ソングに包まれての新たな誓い
愛情あふれるお父様に腕を引かれ、ゆっくりと健一さんのもとへ歩む恵さん。ウクレレのやさしい音色とハワイアン・ウエディングソングがあたりを包み込みます。マック牧師の言葉、祈り、そして父親である前川さんの祝福の言葉の後、恵さん&健一さんの誓いの言葉が続きます。お互いの額をつけて祈りをささげ、すでに結婚している恵さん&健一さんのウエディングでは、指輪交換のかわりに、終わりのない丸い形が永遠の愛の証であるレイを交換し、ウエディングがゆったりと進行していきます。 ジョイフルウエディングズ・イン・ハワイならではの、ハワイの伝統であるマイレレイ結びの儀式が執り行われました。ハワイでは命のエッセンスのシンボルとして尊ばれるマイレの葉は、心からの贈り物の象徴としても大切にされてきました。そのマイレの葉を編みこんだマイレレイをお互いの手首に巻きつけて誓いを立てることは、2人の命を混じり合わせる神聖な儀式として、ハワイアン・ウエディングには欠かせない伝統の儀式なのです。 その後、結婚証明書へのサインも終わり、最後の誓いのキスではマック牧師の「5分間はキスして下さいよ。きれいな写真が撮れるようにね。」とのユーモアあふれるコメントに、その場はとても和やかな雰囲気に。バラの花びらをカップルに撒くフラワーシャワーに歓声が上がるころには、そろそろ西の水平線がオレンジに染まり始め、サンセットが近いことを告げています。カップル、家族、参列者全員での記念撮影がにぎやかに行われ、感動のうちにハワイ・ウエディングが終了しました。 |
■お父様の大きな愛に包まれた感動のハワイ挙式 「私と姉の結婚式を同じ日に挙げられて、心から幸せです。」と妹の裕美さんが語ってくれたように、喜びが幾重にも重なって家族全員の心がひとつになったこの日は、恵さん&健一さん、裕美さん&知哉さんカップルの結婚記念日というだけでなく、家族全員にとっても一生大切にしたいメモリアル・デーになったようです。 最後に友人の方からひと言。「今日のスコールのように時々派手なケンカもする二人だけど(笑)、雨上がりに行われたセレモニーでの誓いを忘れずに、いつまでも二人仲良くがんばって!」 そばでそっとうなづくお父様からも「今日の誓いを大切に3人の子供を二人でしっかり育ててほしい」との祝福の言葉が。父親の娘へのあふれんばかりの深い愛情が感じられ、感動もひとしおの素晴らしいハワイでのウエディングでした。
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(2007年12月更新)
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